ココマイスター・GANZO・万双・キプリス・土屋鞄を徹底比較

ココマイスター・GANZO・万双・キプリス・土屋鞄を徹底比較

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日本三大レザーブランドの明確な定義はありませんが、知名度的にはGANZO・万双・土屋鞄あたりが妥当かなと思います。

 

今回はそこにココマイスターとキプリスを加えた5つのブランドを比較してみます。

 

日本を代表する革ブランド5選

■ ココマイスター

 

◆ブランドコンセプト:欧州の革文化と日本の熟練職人の技が調和

 

◆管理人一言コメント:財布を選ぶワクワク感が満載。価格もリーゾナブルで品質も◎

 

2009年設立と、最も歴史の浅いブランドながら、急成長を遂げている勢いのあるブランドと言っても良いでしょう。直営の実店舗は、銀座の2店舗に加え、東京、名古屋、大阪、神戸とバランスよく既に6店舗を構え、これにWEBを最大限に利用したイメージ戦略と商品の確かさで急速にファンを広げています。

 

また他ブランドに比べて、各商品のコンセプトがはっきりしているのも特筆に値します。WEBサイトでは、シリーズの開発意図、利用シーン、素材やタンナーについての説明、歴史的背景などが、専属モデルの画像やイラスト付きで語られていて、ユーザーをその世界観に引きずり込む巧みさと、WEBを通じた販売戦略が奏功していると言えそうです。

 

 

【 長所 】

  • メンズ財布の種類が非常に多い(特に長財布)
  • WEBが秀逸で購入前のイメージが湧きやすい
  • 各シリーズのカラーバリエーションが豊富
  • 毎年数シリーズのペースで、新商品を発表。
  • 総勢100名を超えるという日本の熟練職人

 

【 短所 】

  • 徐々に5万円〜10万円内外の、高額価格帯商品が増加中(短所とは言い切れませんが)
  • どちらかというと、今のところ男性向け専用に近いラインナップ中心
  • WEBを最大限に活用するマーケティング手法に賛否あり

 

 

【 DATA 】

  • URL:http://cocomeister.jp
  • 直営店:6店舗(銀座、銀座並木通り、自由が丘、大阪心斎橋、名古屋、神戸)
  • WEB販売:有り
  • 百貨店等:取扱無し
  • 運営会社:ココマイスター株式会社

 

ココマイスター公式サイト

 

■ ガンゾ(GANZO)

 

◆ブランドコンセプト:日本の職人による最高級のメンズ革製品

 

◆管理人一言コメント:男の道具を感じさせるハイエンド革財布

 

GANZOブランドが立ち上がったのは2001年ですが、母体となる運営会社のAJIOKAは1917年創業の皮革小物類の製造卸を行う味岡順太郎商店から始まる老舗。全国百貨店に加えて、表参道・六本木・大阪に直営3店舗も展開しています。

 

ブランド名の「GANZO」は、イタリア料理のシェフをしていた代表が「いいね」を意味するイタリアのスラングから名付けたそうです。男っぽい名称はそのまま製品にも現れており、質実剛健な仕事道具を洗練されたフォルムにまとめ上げたような印象です。

 

「素材選びからなめし、革の裁断・漉き(すき)・縫製、そして磨きといった工程に至るまで、いっさい妥協することなく“本物”を追求した最高級ライン」と自ら謳う製品は、クロコダイルやリザードなどの希少皮革もラインナップに取り入れ、価格的にもハイエンドなものとなっています。

 

 

【 長所 】

  • 価格相応に高級感に溢れた見た目、仕上げ
  • スマートなビジネスマンを演出する洗練されたフォルム
  • キプリスほどではないが全国の百貨店で取り扱いが有る(主に高級百貨店)

 

【 短所 】

  • 他ブランドに比べて頭一つ抜けた価格帯
  • 女性向けラインナップは無し
  • デザインは黒を基調としていて古臭く感じる場合もある。若者向けではない

 

【 DATA 】

  • URL:https://www.ganzo.ne.jp/
  • 直営店:4店舗(表参道、銀座、六本木、大阪心斎橋)
  • WEB販売:有り
  • 百貨店等:全国で取り扱い有り
  • 運営会社:株式会社AJIOKA.

 

GANZO公式サイト

 

■ 万双(まんそう)

 

◆ブランドコンセプト:「世界最高峰の品質」と「常識的な価格」

 

◆管理人一言コメント:利益よりも顧客満足度を優先させる職人気質

 

1995年に設立された万双の財布の価格は他の国産ブランドと同一クラス/品質の財布を比べると、かなり抑えたものになっています。

 

低価格を実現しているのが「直販」に限定した販売方法(卸を行うとどうしてもマージン分を定価に上乗せする必要が出るため)と、無駄な広告宣伝・販促費用を省いてその分価格を下げるというスタンスです。直営店も非常に簡素でお金をかけていません。

 

デザイン的には、多くの財布に採用されている白く太いスティッチラインがとても印象的です。長財布に限って見ると商品の種類はそれほど多くないものの、カラーバリエーションは比較的多く、万双独自の国産皮革やクロコダイル革が用意されているなど、好みの一本が見つかれば、きっと満足感が得られると思います。

 

 

【 長所 】

  • 他ブランドと比べると低く抑えられた価格
  • 独特のスティッチラインと、質実剛健な造り
  • 万双独自の国産皮革「双鞣和地(そうなめしわじ)」あり

 

【 短所 】

  • 直営店舗が上野と神戸にしかなく、百貨店などへの展開もない為、実物を手に取ってみることが難しい
  • GANZOと同様にデザインが古臭く感じることがある

 

【 DATA 】

  • URL:https://www.mansaw.net/
  • 直営店:2店舗(上野、神戸)
  • WEB販売:有り
  • 百貨店等:取り扱い無し
  • 運営会社:有限会社万双

 

万双公式サイト

 

■ キプリス

 

◆ブランドコンセプト:「こだわり」を仕立てる。

 

◆管理人一言コメント:多シリーズ展開と伝統手法へのこだわり。

 

1995年設立のキプリスは運営会社であるモルフォの下、キプリスを中心とした複数ブランドを同時展開しています。また、ガンゾ同様に百貨店を中心とした全国展開を行い、近年はネットでの直販にも力を入れています。

 

商品ラインナップの特徴としては多くのシリーズ展開があり、なかなか全容を把握するのが難しいほどです。しかし圧倒的人気は国産のシラサギレザーを使用したシリーズで、ラウンドファスナー長財布でも33,000円という割とリーズナブルな価格により支持されています。

 

直営店は大阪に一店のみなのが残念ですが、財布は全国の百貨店で見ることができます。

 

 

【 長所 】

  • 豊富な種類とシリーズ。多様な皮革を使用
  • 直営店は限られるが全国の百貨店で取り扱いがあるため、他の4ブランドよりも手に取って見られる機会が多い
  • ココマイスター・土屋鞄・GANZOと同様の製品と比べると価格が安い。万双と同程度もしくは少し高め
  • メンズ・レディース両方に対応

 

【 短所 】

  • 直営店が大丸心斎橋店内のインショップのみでWEBショップも洗練されていないため、ブランドのイメージが湧きにくい
  • 全ての商品を見ることの出来る直営店やカタログが無い

 

 

【 DATA 】

  • URL:https://www.cypris-online.jp/
  • 直営店:大丸心斎橋店本館6Fにインショップが有る
  • WEB販売:有り(直販ではない)
  • 百貨店等:全国で取り扱い有り
  • 運営会社:製造は株式会社モルフォ、WEB販売は株式会社ノイジャパン

 

キプリス公式サイト

 

■ 土屋鞄製造所

 

◆ブランドコンセプト:人の手のあたたかさの中で、うまれて、生きる鞄を。

 

◆管理人一言コメント:創業50年を超える歴史に裏打ちされた信頼と洗練されたデザイン

 

創業は1965年。ランドセルメーカーとしてスタートしたブランドです。国産革製品ブランドとしては老舗で歴史に裏打ちされた信頼性があると同時に、時代をリードするような斬新なイメージを合わせ持ちます。

 

ただし、決して繊細な感じではなく、例えば代表的なコードバン長財布でみると、分厚い革とシンプルなデザインは「質実剛健」といった印象です。また、ユニークながま口財布を始めとして、男女両方に向けた製品ラインナップを持つのも大きな特徴でしょう。

 

関東から九州(福岡)まで、今回取り上げる中で最多の国内14の直営店舗を展開。明るく洗練されて落ち着いた店内は、日本を代表する革製品ブランドに相応しいものでした。

 

 

【 長所 】

  • 「大人ランドセル」に代表される、新旧をブレンドしたようなデザイン性
  • ユニセックス・メンズ・レディーズが揃い、男女で楽しめる
  • 関東以西、名古屋、大阪、神戸、福岡までカバーする直営店舗網
  • 特に鞄の種類が豊富

 

【 短所 】

  • 長財布に限ると選択肢が少なめ

 

【 DATA 】

  • URL:https://tsuchiya-kaban.jp/
  • 直営店:国内14店舗、海外3店舗
  • WEB販売:有り
  • 百貨店等:取り扱い無し
  • 運営会社:株式会社土屋鞄製造所

 

土屋鞄公式サイト

まとめ

今回このページで取り上げたメーカーについては次のような共通点があります。

・主に欧州を中心とした海外タンナーから伝統技法による革を仕入れる(一部国産の革も使用されます)

 

・日本の熟練職人の手で国内工房で製造し、縫製や仕上げが美しく丈夫

 

・価格帯としては3〜5万円ランクでも最高の品質のものが手に入る

 

また、使用される革は牛革や馬革(コードバン)が主ですが、昔ながらの伝統製法で手間暇のかかるタンニン鞣しが施されたものが多く、長期の使用で革らしい経年変化が見られるのも特徴と言えるでしょう。

 

何を重視するかで選ぶブランドが変わってきますが、簡単に書くと以下のようなイメージです。

●種類を重視=ココマイスター、キプリス、ガンゾ
●デザインを重視=ココマイスター、土屋鞄
●価格を重視=キプリス、万双
●長財布を重視=ココマイスター、ガンゾ
●コンパクト財布を重視=土屋鞄
●実物を見て買うことを重視=キプリス、ガンゾ

 

品質的にはどれも変わりはありませんので、重視するポイントで選んでみて下さい。

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