GANZO(ガンゾ)は歴史のあるブランドで業界からの信頼が非常に厚いです。質の高い革製品を適正な価格で販売しています。ネットだけではなく直営店と全国のデパートでも購入が可能です。

今回は日本を代表する革ブランドの一つであるGANZOについて詳しく解説し、財布のレビューもしてみたいと思います。
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ガンゾの解説
国内外のタンナーから仕入れる厳選素材を、日本の職人技で形にしていく。そのシンプルなデザインと、日本製ならではの品質をミックスさせたコンセプトの「GANZO」は、多くの革財布マニアを魅了しています。

ブランドとしてのガンゾが立ち上がったのは2001年と比較的最近ですが、実は皮革製品を扱う歴史は古く、1917年に東京日本橋に設立された「味岡順太郎商店」に端を発します。
皮革小物類の製造・卸・販売を目的として設立された同商店は、三越本店を始め、全国著名百貨店にその販路を拡大、1977年には日本橋蛎殻町に自社製造工場を設立するなど、長い発展の歴史を持っています。
GANZOブランドを立ち上げた現ディレクターの味岡(儀郎)氏は、元はイタリアン料理のシェフをされていた方で、イタリアで料理修行をする合間に、実家が革製品を扱っていた関係で現地の革製品工場を見て回り、経験を積まれたそうです。

ブランド名の「GANZO」も、イタリア語(フィレンツェ地方の方言)で「いいね!」というニュアンスのスラングで、同氏がその男っぽい響きにひかれて名付けたとのこと。GANZOの質実剛健とも言えるデザインによくマッチしているように思います。
表参道の本店の他、2014年には大阪店、2016年には六本木にも直営店をオープンしたGANZO。これからの展開が楽しみなブランドです。
ガンゾの長財布徹底レビュー
■ 素材
ガンゾが採用している素材は、国内生産のオイルコードバンです。姫路の老舗タンナー「新喜皮革」が鞣しを、染色や仕上げはコードバン専門フィニッシャーの「レーデルオガワ」が行っています。
植物性タンニン鞣しで鞣された革をオイルコーティングし、アリニン染めで仕上げたこの革は、しっとりとした質感とクリアな透明感が魅力。
美しさと機能性をあわせ持つ良質な革に仕立てるため、鞣しには約10か月もの時間が費やされているとのこと。日本の職人がこだわりをもって丁寧に作り上げています。

財布が入った箱を開けてみると、ぐっと深く、豊かな革の香りが漂いました。野性的な雰囲気をまとう一方で、密度高く繊維が織りなす表面は実に繊細で上品。ガンゾのコードバンは良質ゆえ、そのギャップが顕著に現れているように思います。この二面性こそが大きな魅力であり、愛用者を惹きつける理由のひとつといえるでしょう。
コードバンは非常に丈夫でありながら、水分や傷に弱いという繊細な一面もあります。しかし、丹念に下ごしらえされている新喜皮革のオイルコードバンは比較的扱いやすく、柔らかい布で軽く拭くといった日常的なケアでも美しさが保てるそうです。
もちろん、使い続けていけばそれなりに使用感が出てきますが、それは決して劣化ではなく、革の持つ風合いとして深みを増していきます。

内側は牛ヌメ革を使用。適度な厚みと弾力があります。最初はきれいな肌色ですが、使い続けるほどに色濃い艶が現れ経年変化が楽しめる素材です。
■ サイズ

公式スペックは縦9cm、横19cm、厚み1.8cm。一般的な2つ折り長財布のサイズ感です。ラウンドファスナー長財布と比べると薄く、スマートな印象を受けます。
■ カードスロット

カードスロットは横入れ式で全10箇所。財布を開いた表面両側に4箇所ずつ、そして奥の札スペースの背面に2箇所配置されています。
カードスロットの横幅サイズは9cmほどで余裕のある作りですが、革が硬いため圧迫感があります。カードを引き出す時は指の腹に力を入れ、滑らすように引き出して操作すると良いでしょう。
また、カードを奥までしっかり収納してしまうと、指をかける面が少なくなり出しにくくなります。革が馴染むまでは、カードを軽めに入れておくのがおすすめです。
表面両側のスペースにはクレジットカードや診察券など日常的に使用するカードの収納に最適です。一方、札スペースの背面側は隠しポケットのような立ち位置として、マイナンバーや免許証を入れるなど、頻繁に使用しないカードの保管に向いています。
■ コインケース
コインケースは中央に配置されています。ガンゾの洗練されたイメージを崩さないよう、他の革パーツより縦幅を短くしてファスナーが隠れるように作られています。

約3センチほどあるファスナーのツマミのおかげで開閉はスムーズですが、コインケースの口を広げる時に隣接する革パーツが当たって邪魔してしまうのが気になりました。
コインの取り出しやすさで言えば、一般的な2つ折り長財布と同程度です。コインの使用頻度が低い方には問題ありませんが、コインもそこそこ使う方は不便に感じるかもしれません。美観と使い勝手を天秤にかけることになりそうです。
■ 札スペース

札スペースはコインケースの右側にあります。
横幅は十分なスペースがあり、札の中で一番大きな一万円札もすっと入りました。上部のみにマチがついている笹マチは短く作られており、札に引っ掛かりにくい事も操作性を上げています。
その分収納枚数に限りがあり、高額紙幣を多く持ち歩くのはやや不向きです。
■ フリーポケット
公式サイトに記載はありませんが、両側カードスロットの背面にフリーポケットが2箇所あります。使わない方もいるかもしれませんが、あると便利に感じられる仕様です。
■ ファスナー

ファスナーはYKK3号のシルバー。動きは比較的スムーズですが、噛み合わせのエレメントからガリガリと音が鳴ります。ファスナーは使わないと固くなったり、錆びたりする原因となるため、使わない時でもたまに動かしておくと良いでしょう。
■ 縫製

縫い穴はやや大きめですが、とてもきれいに縫製されています。特に表面のコードバンに施された捻引きとステッチの美しさには見惚れてしまいました。職人の丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
■ コバ

コバは切り目本磨きで仕上げられており、ムラなく、薄く、すっきりとしています。革の邪魔をしない程度に軽やかな光沢があり、「技術の結晶」として存在感を放っています。
【価格】75,900円(税込み)
他のブランドと比べてどうか?
GANZOとよく比較されるブランドは土屋鞄・キプリス・ココマイスター・万双あたりです。
その中でGANZOが優れているのは、「高級感」です。GANZOは、日本の職人によって丁寧に縫製され、素材にもとてもこだわっているブランドです。
メンズブランドであるが故に、どの製品も洗練されたデザインかつ高品質なので、ビジネスシーンにもぴったり。
価格帯もその分、ハイエンドではありますが、「ホンモノ」が好きな方にはぜひおすすめしたいブランドです。
また、店舗以外にも全国の高級百貨店で取り扱いがあるのも、嬉しいポイントです。
他のブランドとの比較のより詳しい内容はこちらのページで解説しています。

総評
ガンゾのクラシックでスマートな世界観を追求して作られている財布です。コンセプトがしっかりしているからこそ、これが完成形であり、そして格好良さであり、使い手もグッとくるのでしょう。
クラシックゆえに近年の使いやすく設計されたコンパクトな財布と比べると、正直使い勝手は劣ります。
それでも尚人々を魅了し続けているのがガンゾであり、まさに大人のオトコのための財布です。
| 設立年 | 2001年 |
|---|---|
| 主な価格帯 | 50,000円~80,000円 |
| 年齢層 | 40代~50代が多い |
| 製造地 | 日本 |
| 品質 | 日本最高峰 |
ガンゾで一番売れている財布
1 コードバン 小銭入れ付き二つ折り財布

この財布の特徴
当ページでレビューした財布の二つ折りバージョンといった財布です。外装に水染めコードバン、内装はヌメ革です。キャッシュレス決済の普及により今はコンパクトな財布が人気です。価格的にも長財布よりもかなり手頃です。
| 価格 | 67,100円(税込み) |
|---|---|
| 評価 | ![]() |
| 備考 | 外装はコードバン・内装はヌメ革・日本製 |
こちらの長財布も人気です
1 コードバン ファスナー小銭入れ付き長財布

この財布の特徴
当ページでレビューした長財布です。やはり根強い人気があり、長財布の中ではいつもランキングの上位に入ります。
| 価格 | 75,900円(税込み) |
|---|---|
| 評価 | ![]() |
| 備考 | 国産コードバン使用・内部は欧州産ヌメ革・日本製 |
2 シンブライドル ファスナー小銭入れ付き長財布

この財布の特徴
ブライドルレザーを使用した薄型の長財布です。当ページでレビューした財布と構造はほぼ同じですが、レザーが違うだけでだいぶ価格が安くなります。コードバンにはちょっと手が届かないという方はブライドルレザーも検討してみて下さい。
| 価格 | 47,300円(税込み) |
|---|---|
| 評価 | ![]() |
| 備考 | 外装はブライドルレザー・内装はヌメ革・日本製 |
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