【革財布のお手入れ講座】メンテナンスのやり方を解説

革財布を長く使っていると革財布の汚れが気になってくると思います。

今回は、革財布の汚れを落とすために必要な手入れ用品と、その方法を実践交えて紹介していきます。

目次

揃えておきたい!革の手入れ用品

革の手入れ用品はいろいろな種類があるので迷ってしまいますが、今回使用している4つの道具があれば手入れができます。

1. 馬毛ブラシ

1つ目はレザー用のブラシ。

ブラシの使用用途は、

  • 手入れ前のホコリを落とす
  • クリームを塗った後にブラッシングする

柔らかく、適度なコシと弾力、そして毛の密度が高い馬毛ブラシがおすすめです。

仮に馬毛ではなくても柔らかいブラシを選ぶようにしてください。

2. 綺麗で柔らかい布

2つ目は綺麗で柔らかい布。水拭き用と乾拭き用の2種類をご用意ください。

理想は綿100%が良いと思います。

布の使用用途は、

  • ホコリをはらった後に水拭きをする
  • クリームを革財布に塗る。その後に乾拭きをする

使い古しの布や縫い目が荒い布を使用すると革表面に傷がつく恐れがあるので、綺麗できめ細かく、柔らかい布を選びましょう。

布は色移りの心配がいらない白がおすすめです。

3. 汚れ落とし用クリーム

3つ目は汚れ落とし用のクリームです。

汚れ落とし用クリームの使用用途は、

  • 革の汚れを落とす

部分的に汚れている箇所に使います。

購入してすぐや部分的に汚れた箇所がない場合は、使用しなくても良いかもしれません。

4. 保湿・栄養補給用クリーム

4つ目は保湿・栄養補給用のクリームです。

保湿・栄養補給用クリームの使用用途は、

  • 革に保湿や栄養を与える

人肌と同じように、革の手入れをする上で保湿や栄養補給はとても大事です。

クリームはいろいろな色のものがありますが、まずは無色のものを選びましょう。

以上の4点とほぼ同じ物をAmazonでセットで買うことができます。

それほど高価な物ではないので、この機会に揃えてみて下さい。

【価格】4,980円 (税込み)

具体的な手入れ方法

実際に革の手入れの方法を実践していきます。

今回使用した道具
  • コロニル 馬毛ブラシ
  • コロニル ポリッシングクロス
  • コロニル デリケートクリーム
  • コロニル 1909シュプリームクリーム

【手順1】 ブラッシング

馬毛ブラシで革表面のホコリ等をはらいます。

ホコリが残った状態でクリームやオイルを塗ってしまうと均一に馴染まない原因になるので、ブラッシングは大切な工程になります。

※お手元にどうしてもブラシがない場合は、綺麗な布で乾拭きしておきましょう。

【手順2】 綺麗な布で水拭き

ホコリをはらった後に綺麗な布で乾拭きすることで、より細かい汚れ等も拭き取ることができます。

その後、水拭きします。

しっかり絞った布で革の表面全体を水拭きすることで、ブラシでは取れなかったホコリや汚れを落とすことができます。

水拭きと聞くと、「革に水?」とびっくりする方もいらっしゃると思います。

革は水に弱いとはいえ、一定量の水を含んでいないと割れの原因にもなります。水拭きをすることで革に適度な水分を与えることもできるのでおすすめです。

表面加工されていないヌメ革は吸水性が高く、水拭きにより、色むらができる場合があります。気になる方は、目立たない箇所で水拭きを試していただくか、水拭きの工程をとばしてください。

【手順3】目立つ汚れには、汚れ落としクリームを塗る

ブラシや水拭きをしても取れない汚れもあると思います。その場合は革用の汚れ落としクリーム(デリケートクリーム)を使いましょう。

軽くこすりながら汚れを落とし、乾いた後に布で乾拭きします。

また、栄養を与える効果もあるため、水拭きで頑張って汚れを落とすよりデリケートクリームを使えば革に優しく汚れを落とすことができます。

ここまでで汚れを落とす行程は終了です。

【手順4】 保湿・栄養補給用のクリームを塗る

革の表面をきれいにした後はクリームを塗っていきます。クリームを塗ることで革の保湿や栄養補給ができます。

クリームを適量取り、革全体に塗っていきます。その際、染みにならないよう、すばやく全体に馴染ませていくのがポイントです。

クリームはつけすぎても油分過多になり、かえってよくないので少量にしてください。

【手順5】 クリーム塗った後に、ブラッシング

クリームを塗った後、仕上げの乾拭き前にもう一度馬毛ブラシでブラッシングします。

そうすることで革全体にクリームを均一に伸ばすことができます。

【手順6】 仕上げの乾拭き

少し時間をおいてからクリームを塗った革表面を乾拭きして、手入れ作業は完了です。

革表面がクリームでベタついていると、ホコリ等がつきやすくなるので丁寧に優しく乾拭きしましょう。

【手順7】 風通しの良いところで保管

最後に直射日光の当たらない風通しのよいところに、数時間から半日ほど保管してください。

その後も革表面のベタつきが気になる場合は、乾拭きしておくと安心です。

以上で完了です。

まとめ

革財布の手入れは定期的に行うことが大切です。

長く愛用すればどうしても汚れがつくので、ぜひ上記の方法で革財布の手入れをおこなってみてください。

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