【評価:89点】キプリスはダサい?シラサギレザー長財布をレビュー

【評価:89点】キプリスはダサい?シラサギレザー長財布をレビュー

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キプリスはどこにデパートの財布売り場にも置いてある定番のブランドです。主に40代以上の男性から支持されています。

 

 

Google検索だと「ダサい」「評判悪い」などと検索されることもあるようですが、実際はどうなのか。詳しく解説し、財布のレビューもしてみたいと思います。

 

おそらく財布を実際に入手してレビューしているのは当サイトだけです。

 

※商品提供は受けていません。自腹購入です。

キプリスの解説

キプリスは、様々なスタイルの革小物などを展開する株式会社モルフォの中核ブランドで、メンズとレディスに大きく分かれています。

 

メンズ財布では、ブランド開始当初から20年以上使い続けている定番素材コードバンや、クロコダイル、ピッグスキン、鹿革、キップなど、他社であまり見かけないような素材を含め、様々なラインナップを揃えています。また女性向けでは、明るい優しいカラーのバッグなどが豊富に揃っています。

 

ブランド名の「キプリス」は中米・南米北部に分布する蝶で、社名「モルフォ」は「キプリス」を含む80種ほどの大型蝶の属名(「美しい」という意味のギリシャ語に由来)だそうです。ブルーの羽を持ち全長120mmに達するキプリス・モルフォは、世界でも最も美しい蝶の一つに数えられ、翻って「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」という基本理念を表象しています。

 

(画像引用:キプリス公式サイト)

 

キプリス製品を手がける工房には、日本全国に十数名しかいない革小物の技術認定試験1級合格者の約半数が在籍しているとのこと。ベテラン技術者を筆頭に若い職人さんまでが多く集う工房では、「菊寄せ」「風琴マチ」など日本の伝統的な技法「袋もの仕立て」などを受け継ぎながら、様々な製品を生み出しています。

 

(画像引用:キプリス公式サイト)

 

キプリス公式サイト


キプリスの直営店情報

路面店はありませんが、大阪の大丸心斎橋店のインショップが唯一の直営店となります。

 

 

広いスペースに財布はもちろんバッグも数多く展示されており、ここに来るだけで完結しそうなほどです。

 

 

直営店はここだけですが、全国のデパートで取り扱いがあります。そのため他の日本製のブランドと比べると手に取って見られる機会が非常に多いです。

 

直営店や取り扱い店の詳細は公式サイトをご覧下さい。

 

公式サイト(ショップリスト)

 

キプリスの財布や小銭入れは、ざっと数えただけでも90種類はある豊富なラインナップです。

 

その中でも公式サイト売上総合ランキングの上位に食い込み、レビューサイトでも高評価なアイテムをチェックしていきます。

シラサギレザーの長財布徹底レビュー

 

キプリスの長財布カテゴリーで1位なのはもちろん、売上総合ランキングでも2023年は堂々の1位のラウンドファスナー財布です。

 

実物を見たときにまず目に入るのがこの革の表情。きゅっと繊維のつまった表面は細やかに輝き、筆で描いたようなタッチの模様や色ムラのような独特な濃淡が印象的です。ひとつの平面なのに奥行きや深みを感じさせます。

■ 表側の素材感

 

キプリスのこの革はシラサギレザーと呼ばれています。北欧で育った生後半年〜2年ほどのキップレザーを兵庫県姫路市で加工しており、その地を象徴する姫路城(白鷺城)から名付けられたそう。

 

キップレザーは生後半年以内の仔牛(カーフ)と生後2年以上の成牛(ステアハイドなど)の間に位置するレザーです。皮がきれいできめ細やかなうえ、ほど良い厚みと弾力、強度があります。

 

このキップレザーを原料に、コンビなめし(植物由来のタンニンなめしと化学薬品を使用するクロームなめし)で処理されます。コンビなめしされたレザーは使い始めから扱いやすく、かつエイジングも楽しめるとあって毎日使用する財布にはうってつけでしょう。

 

 

なめされた革はアニリン染めでコーティングされています。顔料を使用せず透明度のある水溶性の合成染料で染色する加工方法は、キップレザーの本来の表情をより生かすもの。表面はしっとりとなめらかで豊かな質感が楽しめます。アンティック加工で仕立てたのち、日本の細やかな技術が詰まったシラサギレザーが生み出されているのです。

■ 内側の素材感

 

内側は手もみで仕上げられたヌメ革にロウ引き処理がされているとのこと。表面カラーとのコントラストでより爽やかな風合いに感じられます。

 

ロウ引きは革の表面を保護し耐久性を上げる効果があるので今後のダメージの進行を緩やかにしてくれるでしょう。

■ ハニーセル構造のカードスロット

 

この財布の一番の特徴は「ハニーセル構造」。6角形のハチの巣のハニカム構造をヒントにしたと思われる蛇腹式のカードスロットは、財布を大きく開けると各ポケットに大きなあそびができます。そのため何のカードなのかがすぐに分かり、かつ素早く取り出せます。

 

ハニーセル構造で作られたポケットは全部で7箇所。互い違いに設けられたスペースは視認性が良く、財布の膨らみが抑えられるため実用的で理にかなっています。

 

このポケットの構造は数多くの工程を経て生み出されています。縫製をミスしてしまうとサイズが合わなくなってしまうという難しい作業にもかかわらず、革のパーツ同士をのり付けしていないというから驚きです。時間も手間もかかる作業を経て出来上がったポケットは完成度が高く見た目も美しいもの。そしてのり付けをしていないということは、経年劣化のひとつ、ボンド染みがないということになります。

■ カードスロット

 

通常仕様のカードスロットは全部で14箇所。ハニーセル構造を上手に組み合わせて、無駄がない豊富なスペースが確保されています。

 

この通常仕様のカードスロットにも使い手のことを考えたアイデアが隠されていました。

 

 

実はこの財布をはじめて手にしたとき、横幅のサイズが若干長い印象を受けました。

 

実際に測ってみると約20.5cmあります。一般的なラウンドファスナー財布の横幅サイズは大きくても19.5cm程度。たった1pの違いですが、さまざまな財布を手にしてきた私にとっては大きな差です。

 

なぜ長いのか、それはカードスロットの横幅が関係しています。

 

 

一般的なカードの横幅サイズは8.5cm。そして一般的な財布のカードスロットの横幅は8.7cm〜9p程度です。カードの厚みを考慮しながらぴったりと収まるように設計されています。

 

これは財布全体がコンパクトにできる反面、使い始めは革が馴染まずカードが取り出しにくいというデメリットがあります。指の太い人にとってはカードがつまみにくく、指の圧力でスライドさせて取り出すことになるでしょう。

 

一方でキプリスのカードスロットは約9.7cmもあり、実際にカードを入れると左右に十分な余白ができていました。この幅感のおかげで使い始めからカードをスムーズに扱うことができます。また、奥行きもある程度の可動域が確保されるため、カードをつまんで取り出すことも可能です。

 

革自体も薄く柔らかいのでたくさんのカードを扱う人にとっては大変便利。ただたくさんのスペースを作るだけでなく、使いやすさも考慮された設計になっています。

■ 札スペース

 

横幅に余裕があるということは、他のスペースにも余裕ができるということ。札スペースはマチの折り目にあたりにくく、スマートに入れられます。財布が若干大きくなるだけで中の使い勝手が良くなるなら大いにアリでしょう。

■ ファスナー・ツマミ

 

外側のツマミはシラサギレザーで2.5cm程度。革を折り返して縫い合わせてあるため強度は十分にあり、指の一節でしっかりとつかめるフィット感の良い長さになっています。コインケースのツマミはキプリスの頭文字Cをモチーフにした金具。やや細めながらもスムーズに操作できます。

 

【価格】33,000円(税込み)

 

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【総評】

キプリスのシラサギレザーの財布は革が美しく、日本製で品質が高いのに価格が安いです。同じ日本製でよく引き合いに出されるココマイスター、GANZO、土屋鞄などと比べても品質はまったく劣らないのに価格はかなり抑えられています。

 

製造から販売まで一貫して社内で行っているからこそ実現できる価格です。日本製の財布をお手頃価格で手に入れたい方におすすめしたい財布です。

 

設立年 1995年
主な価格帯 20,000円〜35,000円
年齢層 40代〜50代が多い
製造地 日本
品質 日本最高峰

 

【価格】33,000円(税込み)

 

キプリス公式サイト


【追記】実際に使ってみて気付いたこと

通常ラウンドファスナー長財布は左右対象になっていますが、私の場合右側にしか紙幣を入れることがなくて左側を持て余している状態でした。

 

また、カードを出し入れしづらいというデメリットを長年感じていました。

 

一方こちらの財布は開くと左側がハニーセルのカードスロットになっているので、ここにカードを入れておくととにかくカードの出し入れが便利です。

 

 

よく使うカードを左側のハニーセルに入れて、あまり使わないカードを他のカードスロットに収納すると非常に使い勝手が良くなります。

 

というわけで、この財布はラウンドファスナー長財布のデメリットを改善した使いやすい財布だと言えます。

 

キプリス公式サイト

 

唯一気になるのは、小銭入れにマチが無いので、小銭の出し入れがちょっと不便かなというところです。

キプリスの人気財布トップ3

この財布の特徴

当ページでレビューした財布です。外装に国産のシラサギレザー(牛革)を使用して日本で縫製された純国産の長財布です。特徴は内部のハニーセル構造。これによりカードをたくさん収納でき、しかも出し入れがスムーズです。

価格 33,000円(税込み)
評価 評価5
備考 内部は牛革 (蝋引き加工)・日本製

 

この財布の特徴

こちらは折り畳みの長財布です。長財布が欲しいけどファスナーの開閉が面倒な方に人気があります。

価格 24,200円(税込み)
評価 評価5
備考 内部は牛革 (蝋引き加工)・日本製

 

この財布の特徴

外装に国産の水染めコードバンを使用し、内装にシラサギレザーを使った国産レザーの組み合わせの財布です。コードバンの光沢が非常に美しく、シラサギレザーも独特の模様と発色で贅沢な組み合わせです。

価格 37,400円(税込み)
評価 評価5
備考 外装はコードバン・日本製