アメリカ人男性はどんな財布を使っているんだろう?と疑問に思い、ネットで調べてみたところ、日本とは随分と違った形態であることが分かりました。
アメリカ人の財布事情
簡単にまとめると以下のようになります。
- 財布は二つ折りが主流
- ズボンの後ろのポケットに入れている。
- カード決済が主流で、現金はあまり持ち歩かない。
- コインケースは持たずに、ポケットに直接入れる。(ジャラジャラはさせない)
どんな長財布を使っているんだろう?と気になる方もいるかもしれませんが、そもそもアメリカ人は長財布を使わないようです。それはクレジットカードの歴史を見ると理解できます。
1950年にアメリカでダイナースカードが誕生しました。その後徐々にクレジット決済がアメリカでは主流になっていく訳ですが、そのクレジットカードを綺麗に収納するために現在のような二つ折財布が考案されたようです。

また、小銭だと1セント、5セント、10セント、25セント、50セント、100セントの6種類があるようですが、実際に使うのは1~25セントまでの4種類。
また、よく使う1ドル、5ドルは紙幣になっているので、日本ほどは小銭が貯まらないようになっているみたいです。
紙幣を多く収納できる長財布はアメリカでは特に必要とされず、二つ折り財布を使って小銭はポケットに入れるスタイルが多いようです。
お金持ちは長財布を使う?
では、日本でよく言われる「お金持ちは長財布を使う」っていう都市伝説のようなものは一体何なんだろう?という疑問が湧いてきます。
あれは以下の書籍を書いた亀田潤一郎さんやはづき虹映さんなどがポジショントークとして、自分に都合の良い形で述べた言説だと私は理解しています。

金運アップに良いからと色んな人が長財布を薦めています。長財布はお札を折らないからお金のエネルギーを壊さないとか、風水的にも良いとか。
それが嘘か本当かは分かりませんが、お金持ちの男性が長財布を持つ文化は日本特有のものと知ることで事の本質が見えてくるように思います。
アメリカに限らず、ヨーロッパでもどこでも「お金持ち = 長財布」というロジックは成り立たないようです。ですから、お金持ちが長財布を使うという説には無理があります。
つまり、日本の富豪は長財布を使うというのが、正解ではないでしょうか。
各国のメンズ財布事情
それでは日本とアメリカ以外はどうなのか?気になったので調べてみました。
まずはイギリスから。
イギリスのポンド紙幣に描かれているのは「クイーンエリザベスII世」。エリザベス女王は日本でいえば天皇陛下のような存在です。

そのため、紙幣の肖像画を汚さない(折り目がつかない)ように長財布を使うジェントルマンもいるようです。
次はEU各国。
メンズが長財布を使っているかどうか?と問われると国によって異なるようです。
基本的にヨーロッパは古い建物を大切にする風習があります。そのため、ハイテクなキャッシュレス決済よりも、アナログである現金を是とする人も多くいます。
また、お札はピンとした状態でチップや会計をするのがスマートだと思っているため、少なからず現金の入った長財布を使っている人がいます。
最後は中国。中国では何年も前からスマホ決済が普及しています。


理由は「現金を出す手間が省ける」という合理性と「偽札を受け取らなくて済む」という治安面の2つが挙げられます。
そのため、二つ折りか長財布かというレベルではなく、そもそも財布を持たないです。日本と違って小さな個人商店やタクシーでもスマホ決済が普及していますので、財布がなくても全く困りません。
以上、海外の状況を解説しましたが、長財布を使う文化はありますが、防犯上の観点から日本ほど長財布を使う人は多くないようです。
ポケットに長財布を突っ込んでいると、高確率でスリの被害に遭うためです。
私が長財布を使う理由
○○ペイの浸透により、日本でもキャッシュレス決済が普及してきました。私もコンビニでは利用します。
わざわざ長財布から小銭を出してレジで支払うのも面倒ですし、スマホでサッと会計する姿はクールに感じます。
それでも私は長財布も使い続けています。まだ現金も必要な場面もあるという理由だけでなく、単純に長財布が格好良いからです。デザイン性に優れ、全体的なファッション性も高めてくれます。
そんな感じで私は長財布を愛用し続けています。