ステータシー(STATUSY)とは

ステータシーは、国産レザーを使用したオリジナルアイテムの企画・製造・販売を行うブランドです。
ブランドの大きな強みは、メイドインジャパンへのこだわり。2015年に代表の田中比呂達氏がハンドメイド作家として活動を始め、事業を拡大した現在も革の裁断・縫製・最終検品まで国内工房で行っています。
素材には、姫路レザーや栃木レザーなど国内の有名タンナーを採用。上質で手作業の風合いを残した仕上がりに妥協を許しません。

ステータシーが広く認知されるきっかけとなったのは、クラウドファンディングでの成功です。たとえばCAMPFIREでは、2023年に終了した長財布「il modo ZIP(イルモードジップ)」が3,325人ものサポーターから約5,700万の支援を集めました。
複数のクラウドファンディングを活用し、その累計支援額は6億円を超えています。
新商品が発表されるたび注目を集め、急成長しているブランドです。
イルモードエア(il modo air)レビュー
ステータシーがMakuakeの財布部門で歴代最高額を記録した『イルモードエア (il mode air)』をレビューします。支援額はなんと単体で約2億2600万円。
長財布最小サイズを目指した前身の「il mode zip」よりさらに小さく、薄く進化したモデルです。多くの支持を得た財布の実力をチェックしていきましょう。
■ サイズ

この財布が支持を集めた最大の理由は、極限まで小型化されたサイズ感です。
公式サイズは縦約8.9cm、横約16.5cm、厚み約1.2cm。
長財布の平均サイズは縦9〜11cm、横19〜21cm、厚み2〜3cmほどです。
紙幣最大サイズの一万円札が縦7.6cm、横16cmであることを考えると、il mode airがいかに小さく薄いことが分かります。
重さはわずか75gと軽量でスマホケースと見間違えるほど薄く、ミニバッグやポケットにもすっきり収まります。
■ 素材

素材には、日本を代表する老舗皮革メーカー「栃木レザー」のフルベジタブルタンニンレザーが使われています。アカシアやミモザなど天然植物の成分でなめされ、使うほど艶が増すのが特徴です。
il mode airは、この栃木レザーをベースに、100トンもの圧を何度もかけて密度を高め、約0.75㎜まで薄く仕上げたオリジナルレザーを使用。実際に触れてみると非常に薄いのですが、硬くハリがあり指で跳ねると勢いよく返ってきます。適度な厚みがないとへたったり切れたりする可能性はあるものの、革の質を高めて回避しています。
表面は滑らかでマットな風合い。表面に何度も圧をかけている革ですが、天然の証である細かい毛穴や血筋は残ったままです。
だんだんと表面に油分がにじみ出て色艶が現れてくるのが楽しみになります。
■ 札スペース

札スペースは中央に革が渡された構造で、右側に紙幣スペースを配置。
なお、左利き用は左側が札スペースになります。
紙幣が入るぎりぎりのサイズで作られている場合、札が出し入れしづらいことも多いのですが、こちらは片マチ式で大きく開き収納しやすくなっています。
独自開発の扇状のマチにより、紙幣がファスナーに引っかかりにくくしているとのこと。この部分は縫製しておらず、紙幣の入れづらさはありません。
ひとつのスペースでも視認性が良く、種別が確認しやすいのもメリットです。
■ コインスペース

左側のポケットがコインスペースです。両側にマチが備えられ大きく口が開き、お釣りをスムーズに収納できます。
ポケットは深くスペースいっぱいにコインを入れることも可能ですが、ブランドはコイン15枚程度の収納を推奨しています。
この15枚は支払いに必要な999円分で、500円1枚、100円4枚、50円1枚、10円4枚、5円1枚、1円4枚分。この999円分でポケット底にコインが溜まります。

この深さは薄さを追求するための工夫であり、後述するカードスロットで説明します。
手の指が入り切ってしまうほどの深さのため、コインは取り出しにくくなっています。財布を横に倒してコインを広げて探すなどの工夫が必要でしょう。
■ カードスロット

カードスロットは3箇所。コインスペースのポケットの両側に1箇所ずつと、コインスペースの隣にあります。
コインスペース側は横入れの1枚収納。カードスロットの口が段付き形状になっており、カードを入れても1cmほど頭が出て出し入れしやすくなっています。
カードスロットは入口に作られ、ファスナーを閉めてもコインと重なりません。
財布を薄くするために、コインスペースが深く作られているのがその理由です。

コインスペース隣は縦入れ式。カードを両マチでホールドするように収納し、複数枚収納が可能です。
財布の背面側はICカードを入れて使用すると感度が上がっておすすめだそう。
このスペースはフリーポケットのようになっており、鍵なども入れられます。
■ ファスナー・持ち手

目が細かく小さいファスナーですが、高品質のエクセラを採用しているためスムーズです。
アンティーク加工された色味で、財布のシンプルさを損ないません。
持ち手は約2cmと小さめ。手の大きい方はつまみづらいかもしれません。しかしながら、この持ち手はつなぎ目のないDF2Eという品番を採用しており、長期使用を見越したパーツを選択していることに好感が持てます。
■ 縫製

縫製は概ねきれいですが、手作りならではの多少のゆがみも見受けられます。il modo airは全6色どのカラーも同系色の縫い糸を使用していますが、革色が明るいものほどゆがみは気になります。気になる方はダークカラーを選ぶと良いでしょう。
■ コバ

コバは切り目本磨きかと思われ、その存在を感じさせないほど非常に薄く処理されています。
また、あたりが出やすい角の部分はヘリ返しを採用するなど、部位ごとに最適な方法で仕立てられており、使い手への配慮が感じられます。
イルモードジップ(il modo ZIP)との違い
イルモードシリーズには他にもイルモードジップという大ヒット商品があります。その2つの違いをここで解説します。
1. 素材

当ページでレビューしたエアが栃木レザーを使用しているのに対して、ジップは姫路産のオイルシュリンクレザーを使用しています。
それにより質感が変わっており、ジップの方が柔らかい手触りです。
2. 内部の仕様
こちらはジップの内装です。

仕様の違いは色々ありますが、最大の違いはエアの方はカードの重なりが最大で3枚程度だったのに対して、ジップの方は上記画像の通り最大で5枚重なることになり、それにより厚みが増えることになります。
容量はジップの方が大きいですが、より薄い状態を保ちたいという方は当ページでレビューしたエアの方が良いと思います。
総評
薄く、小さく、軽く、シンプル、そして使いやすい。すべてのパーツと配置を徹底的に考え尽くされた長財布です。ファスナーを開けばすべてのスペースにアクセスでき、動作が最小限で済むのは大きな魅力となっています。
唯一コインスペースの深さが気になるもの、財布の薄さを実現するための設計上の工夫であり、使い方次第で十分カバーできます。
クラウドファンディングで最高支援額を記録したのも納得の完成度です。
| 設立年 | 2015年 |
|---|---|
| 主な価格帯 | 20,000円~23,000円 |
| 年齢層 | 20代~30代 |
| 製造地 | 日本 |
| 品質 | 高品質 |
【価格】未定
【一般販売】2025年12月下旬の予定
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