【評価】sot(ソット)の解説と長財布徹底レビュー

日本の革ブランドsot(ソット)の財布は、レザー好きならチェックしている人が多いのではないでしょうか。

本記事ではsotについて解説し、長財布のレビューもしてみたいと思います。

目次

sotとは

SOTは海川商事株式会社が展開する国産レザーブランドです。

海川商事はアパレルブランド「quadro(クオドロ)」やセレクトショップ「ANTOM SIDE(アントムサイド)」を運営しており、天然素材を使用したナチュラル系アイテムを強みとしています。

店舗数はさほど多くはないものの、高品質かつセンスの良い商品展開で幅広い年齢層から支持を受けています。

SOTも同様に、海川商事が得意とするナチュラルさが前面に出ています。

ブランド名の由来である「寄り添うように『そっと』、優しい商品をお届けしたい」の言葉の通り、使うごとに変化していく革の自然な風合いを愉しみ、流行に左右されないデザインで長く愛用できるよう丁寧に作られています。

ブランドモチーフは平和の象徴を意味するオリーブを咥えたハト。愛着の持てるこのモチーフはSOT商品に必ず描かれており、忙しい毎日にひとときの安らぎを与えてくれます。

実店舗は関東に5店舗、中部・関西に1店舗ずつ。またquadroやANTOM SIDEでも取り扱っているようです。主要都市の出店が多いため、店舗に出向けない場合はオンラインストアもあります。

sotの長財布徹底レビュー

今回はsotの商品の主軸といえるプエブロレザーを使用した長財布をレビューします。

■ 素材

プエプロレザーは、生後2年以上の雌牛の原皮を材料にバケッタ製法で作られているイタリアンレザーです。

バケッタ製法は、原皮を植物性タンニンで鞣したのちオイルをたっぷりと含ませて丁寧に仕上げます。樹木由来のタンニンや食肉加工場等から出る副産物である牛脚脂を使用しているため環境にやさしい反面、膨大な時間と手間がかかっています。

革の表面は擦って真鍮のブラシで毛羽立たせてあり、独特な色の濃淡と斑模様が特徴的です。実際に触れてみるとざらざらした感触が指に残りますが、オイルがしっかり浸透しているためしっとりと手に吸い付いて何とも不思議な質感です。

使用していくうちに表面の毛羽立ちが寝て、革に光沢と滑らかさが出てくるそう。革色も濃く深くなり、見た目のイメージが変化します。

財布内側の裏地には、SOTの鳩マークと6角模様規則的に並んだデザインのナイロン系素材が使用されています。

■ サイズ感

公式スペックは縦9cm、横19cm、厚み3cm。

二つ折り長財布では標準的なサイズ感です。ズボンのポケットにも入りますが、表に干渉するためバッグ収納がおすすめです。

■ カードスロット

財布のかぶせ蓋を開いた見開きに4箇所+6箇所、そしてコインケースと札入れの奥の背面に4箇所、すべて横入れ式で計14箇所のカードスロットがあります。

見開きのカードスロットには、左右の余白が十分にあります。

カードスロットの内側はナイロン系素材が使用されているため滑りが良く、指の腹で押し上げるだけでスッと取り出せてストレスがありません。

背面のカードスロットはカードぴったりのサイズのため、やや圧迫感があります。使用頻度の少ないカードを収納するほか、反対に失くしたくない大切なカードを入れるなどしても良いでしょう。

2つ折り長財布はノートのように360℃開くため、特にカード類の視認性が圧倒的に良く、かつ操作性が高いのがメリットです。

■ 札スペース

札スペースはコインケースを挟んで2箇所確保されています。どちらも入口にひと山マチが作られており、種別が確認しやすく取り出しやすくなっています。

■ フリーポケット

フリーポケットは財布のかぶせ蓋を開いた正面のカードスロット最前面と、最背面の両サイド2箇所の計3箇所です。特に最前面のポケットはポジションが良く、何かと使用する機会がありそうです。

■ コインケース

コインケースは中央にあります。マチはないものの、横幅・縦幅共に財布いっぱいの長さで作られ収納力抜群です。

■ ファスナー

コインケースのファスナーはYKK3号。サクサク動いてファスナーエンドまでしっかり閉まり切ります。

ファスナーの動きは同じ型の財布でも個体差があるため、中には重かったり閉まり切らないものもあるかもしれません。何度か開閉を繰り返すとスムーズになることもありますが、解消しない場合はエレメントとスライダーが当たる部分にロウを塗るなどしてみてください。

ファスナーカラーは真鍮色です。ナチュラル系ブランドらしく、素材を主役にしたパーツ選びで革色と非常にマッチしています。

持ち手はおよそ3.3cmの長さのプレプロレザー。指でしっかりつまめるサイズと厚みで持ちやすいです。

■ コバ

特徴的だったのがコバ(革の端)の処理です。

財布によく見られる処理方法としては、革端を顔料などの塗料で塗って固める縫いコバや、布海苔(ふのリ)や染料を塗って磨く切り目磨き、革端を内側に織り込んで縫い付けるヘリ返しなどがあります。

しかしこの財布は、コバの上から革パーツを覆って縫い付けコバを処理しているようなのです。

コバ用の革パーツの端はぴったりとくっついているため定かではありませんが、表面の革端は折り返し、内側の革端は切りっぱなし、そしてどちらも接着で処理されているように見えます。

よく可動する部分のパーツ付近や経年劣化で接着が取れ、徐々に革端がめくれてしまう可能性がありますが、財布の革端全体に革パーツがぐるりと一周取り囲んで補強してあるのは安心感があり魅力的です。

■ 縫製

きれいに縫製されています。革色に合わせた糸を使用しており自然です。

【価格】31,900円(税込み)

総評

ヨーロッパ職人が作った革を日本の職人が仕立てて生まれたプレプロレザー長財布は、どの工程においてもしっかり丁寧に作られていることが見て取れます。

一番の楽しみは革の経年変化ですが、財布内側にも贅沢にプレプロレザーが使われているため、内と外の変化の具合を観察するのも良いでしょう。

財布としての使い勝手は、各パーツや作りにクセがないのでストレスなく使用できます。収納力も高く、お金もカードもたくさん詰め込みたい方にもおすすめです。

長財布で3万円台という価格設定もちょうど良く、革好き相手へのプレゼントにも最適でしょう。

設立年2002年
主な価格帯2万円台~3万円台
年齢層20代~40代が多い
製造地日本
品質高品質

人気の長財布トップ3

ここではsotで人気の長財布を3つご紹介します。

1 プエブロレザー長財布

この財布の特徴

当ページでレビューした定番のプエブロレザーを存分に味わえる長財布です。スマートな見た目にそぐわぬ収納力が魅力。シックなカラー展開でエイジングを楽しみたい大人の男性にぴったりです。

価格31,900円(税込み)
評価評価5
備考プエブロレザー(イタリアンレザー)を使用・日本製

2 プエブロレザー ラウンドファスナー 長財布

この財布の特徴

大容量な財布を探している人におすすめの、プエブロレザーのラウンドファスナー長財布。2つのお札入れに加えてフリーポケットが二つあり、領収書などの管理にも。開けると中央にちらりと覗く甲州織の裏地もおしゃれなポイントです。

価格34,100円(税込み)
評価評価5
備考プエブロレザー(イタリアンレザー)を使用・日本製

3 プエブロレザー Lファスナー 長財布

この財布の特徴

プエブロレザーのL字型長財布は、スッキリと持ち歩きたい人に。ファスナーを開けると中央のマチ部分にオープンな小銭入れがあります。両サイドについた11のカードポケットはめずらしい縦型で、出し入れしやすい視認性が魅力。

価格30,800円(税込み)
評価評価5
備考プエブロレザー(イタリアンレザー)を使用・日本製
目次