日本のレザーグッズブランドSLOW(スロウ)は、革好きにファンが多いものの、まだまだ知られていないブランドのひとつかもしれません。
SLOWの革財布を調べると、検索で「ダサい」というキーワードが出るため、ブランドイメージが気になる人も多いのではないでしょうか。また、SLOWを使用する年齢層や、実際の使用感もチェックしておきたいところですよね。
本記事では、SLOWのブランドについてと、財布の評判をリアルな口コミからチェックしてご紹介します。
SLOWの特徴と魅力
SLOW&CO(スロウアンドコー)は、老舗バッグメーカー井野屋が運営する、日本発のレザーグッズブランドです。
「自分たちが持ちたくなるモノを作る」ことを原点に、日本の職人技を駆使し、バッグをはじめ長く愛用できるファッションアイテムを生み出しています。
■ 革素材へのこだわり
SLOWの魅力とも言える、厳選された上質な革素材。栃木レザーや三陽社のフルベジタブルタンニンレザーなど、ジャパンメイドの革を使ったアイテムが多く見られます。
さらに、アメリカ老舗タンナーのコードバンやクーズーという珍しい動物のレザーなど、海外からも選りすぐりのレザーをセレクトしています。
その上でシボや個体差などを吟味して、製品に使う革を慎重に選定。革の厚みを揃える革漉きや縫製、断面のコバ磨きなどは、すべて熟練した職人の手によって仕上げられています。
SLOWでも定番の栃木レザーは、100%植物成分のタンニンなめしで仕立てられています。化学物質を使わないタンニンなめしは、環境に配慮された製法。さらに、使うほどに繊維が柔らかくなじむ、経年変化を楽しめるレザーとしても人気です。
■ デザイン、クオリティへのこだわり
SLOWでは、イギリスやアメリカなど欧米のトラディショナルスタイルを、自分たちらしく解釈。カジュアルながら上品なスタイルを提案しています。
ベーシックでシンプル、飽きのこないデザイン展開。いずれもレザーの風合いや表情をしっかりと感じられます。
展開アイテムはバッグをはじめ、財布やキーケース、ベルト、靴など多岐に渡ります。革財布のバリエーションは、長財布、ミニ財布、ミドル財布、コインケースまで型数も充実。
ミニバッグにコインケースが付いたウォレットショルダーバッグなど、珍しいアイテム展開もあります。
SLOWのデザインのこだわりは、動画でもチェックできます。オンラインストアでは多くの商品ページに動画が追加されていて、デザインの推しポイントや使い勝手、レザーの魅力まで分かりやすく語られています。
■ 革財布の価格帯
SLOWの長財布は約3万~7万円台の価格帯で販売されています。ミニ財布は、約1万円~5万円台。
上質なレザーを使用していることもあり、比較的高めの価格設定になっています。
■ 販売店舗
SLOWは関東と関西に、計7店舗を構えています。そのほか、全国のセレクトショップなどでも販売されています。オンラインでは公式サイトで展開。
SLOWのサイトではVIRTUAL SHOWROOMというコンテンツも展開中。京都店の店内や工房の様子をWEB上で探索できるので、お店の雰囲気を気軽にチェックできますよ。
実店舗 | 7店:鎌倉店、自由が丘店、新宿店、横浜店、京都店、南堀江店、グランフロント店 |
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オンラインストア | 公式ストア |
SLOWのサービス
SLOWで受けられるサービスをご紹介します。
■ ギフトラッピングサービス
SLOWのオンラインストアでは、オリジナルのギフトラッピングサービスを無料で受けられます。贈り物したい時にもぴったりです。
また、クリスマスなどのイベント時期には、限定ラッピングも行っています。
■ アフターサポート
SLOWでは、有償で修理対応を行っています。まずはメールや電話で、修理についての問い合わせ相談ができます。
口コミから見るSLOW革財布の評判
ここからは、SLOWの財布が「ダサい」と言われるのは本当か?ネット上での評判を探ってみましょう。まずは、実際にSLOWの財布を購入・使用した人のレビューをチェックします。
■ 良い口コミ・レビュー
まずはSLOWを取り扱う楽天のセレクトショップから、良い口コミを見てみましょう。
「bono 長財布」が46件、平均4.8点と高いレビュー。「触り心地がいい」「ロゴのないシンプルなデザインが気に入った」と高評価です。
また、別のセレクトショップでは「ハービー二つ折り財布」が27件、平均4.81点。「革の質がいい」「サイズ感も良くて使いやすい」と満足の声が多数見られました。素材、デザイン、使い勝手を総合して評判が良いことがわかります。
■ 気になる口コミ・レビュー
次に、気になる口コミをチェックします。
先の2商品のレビューでも見られたのは、「お札入れやカード入れが硬くて出し入れしづらい」という声。使い始めはまだ革自体が硬いので、柔らかくなるまでには少し使いこむ必要があります。このため、買ったその日から使いやすさを求める人には向かない可能性も。逆に、育てるようにして財布を愛用していきたい人にぴったりです。
このほか、ミニ財布を買った人の中には「思ったよりカード量が多く、入りきらなかった」という声もありました。
■ SNS投稿から見るSLOWの評判
続いて、SNSでSLOWの評判をチェックしていきましょう。
Xで「SLOW 財布」で上がってくる投稿には、ネガティブなものはほぼ見られず、「欲しい」「おしゃれ」という購入検討層の投稿や、愛用者からの満足度の高い声でした。
愛用者からは、「トレンドに左右されないデザインで長く使える」「経年変化がいい」といったポイントが支持されていました。
持つ人の好みを問わないシンプルなデザインも好評で、自分用や贈り物としても選ばれています。
他方、SNSでも「購入してすぐは使いづらい」という声がありました。
Instagramで「SLOW」のタグ付け投稿をチェックすると、SLOWのアイテムを取り入れたスタイリング画像のほか、プレゼントにおすすめの財布として紹介されている投稿も。持っている人のスタイルからも「ダサい」印象は感じられず、むしろ高感度なおしゃれ上級者からも愛されている様子が伺えました。
■ SLOWの購入年齢層
SLOWの財布レビューでは、30代を筆頭に20~50代まで幅広い層の男女が購入していることが分かりました。
女性は夫や彼、息子へのギフト購入のほか、自分用に。また男性も、妻などパートナーへのプレゼントにしたレビューもあり、大切な贈り物に選ばれている様子も伺えます。
レザーが引き立つシンプルでミニマルな雰囲気は、トレンドに左右されないのはもちろん、持つ人も選ばないことが分かります。
SLOWの革財布はシンプルで上質なデザインと経年変化が魅力
SLOWのブランド紹介から、ネット上の口コミ、評判をご紹介しました。
こだわりのレザーを使ったジャパンメイドのブランドとして定評のあるSLOWの革財布。ネットでは、使うほどに馴染む革の様子をはじめ、シンプルなデザインや手に持ちやすい設計など、良い評判が大半でした。
しかし、購入してすぐの革は硬いという印象も多く見られました。経年変化を楽しめる一方で、最初は開けづらい、取り出しづらい可能性があることも知っておきましょう。SNS上でもその他にネガティブな印象が目立たないことから、世間的にもダサいイメージは無く、むしろ本物志向のおしゃれなブランドと言えるのではないでしょうか。
SLOWで人気の革財布
ここからは、実際にSLOWで人気の高いおすすめの長財布、ミニ財布をご紹介します。
1. bridle Lzip long wallet
イギリスの老舗タンナーによるブライドルレザーの長財布。3年ほど使う中で特有のツヤが出るという、経年変化を存分に楽しめるレザーです。サイドがジャバラ状になっていて、中身を見やすく取り出しやすい仕様です。
2. ingrasat long wallet
フルベジタブルタンニンレザーを使用した長財布。ネイビーなどおしゃれなカラー展開があり、レザーはマットからツヤのある質感へと変化します。フリースペース2室、お札ポケット3室など見た目以上の収納力で、領収書の収納にも。
3. bridle Lzip middle wallet
ブライドルレザーを使用したL字ジップ型のショートウォレット。馬具用に強度を出した革は、使うほどにロウが取れ、ツヤ感を楽しめる一品です。手のひらサイズで、見やすいボックス型の小銭入れの使い勝手も魅力。
4. herbie mini round wallet
フルベジタブルタンニンレザーを使用したミニウォレットです。姫路のタンナーでじっくりなめされた革は、ハリがあってさらりと上質な風合い。四隅のラウンドデザインもさりげなく個性的で、男女問わず手馴染みの良いサイズです。
5. fino Lzip mini wallet
栃木レザーを使用したコンパクトな二つ折り財布。日本の牛革をフルベジタブルタンニンなめしで、オイル仕上げをしないことで、レザー本来の風合いやシボを楽しめます。小銭入れは二室あり、必要最低限の収納を備えています。
6. cordovan compact wallet【online limited】
ミニマルなコンパクト財布は、革のダイヤモンドと称されるコードバンの強く美しい風合いが魅力。内装にはきめ細やかなベビーカーフレザーを施した贅沢なアイテムです。最低限のカードや小銭が収まるサイズ感も洗練された佇まい。