【評価】モク(moku)の解説と小さく薄い長財布UNO徹底レビュー

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アトリエモクとは?

アトリエモク(以降モク)は日本人夫婦が手掛ける革小物ブランドです。

代表を務める濱田拓馬さんが思い描く「本当に使いたいコンパクト財布」を、デザイナーである妻のももさんと形にしたことから生まれました。

本当に使いたいコンパクト財布とは、既製品で実現されていた薄さサイズ感機能性に加え、自身が求める収納力デザイン性を満たしたもの。

試作を繰り返しながら、出かける先によって財布を使い分ける必要のない、あらゆるシーンをそれひとつでカバーできる財布を完成させました。

モクは品質へのこだわりを大きく2点掲げています。

モクの品質のこだわり

1. ワクワクする、ながく使える「デザイン」であること

いつまでも愛着を持って使い続けられるデザインにするため、仕様を細かく調整しています。

2.質感高く地球に優しい「素材」であること

畜産等で出る副産物を材料に、植物由来の鞣し方法で作られる環境にやさしいレザーを積極的に採用しています。

レザーはバダラッシ・カルロ社やぺリンガー社などの著名鞣しメーカーが選ばれており、高品質で愛着が湧き長く愛用できる要素のものになっています。

ほかにも、日本国内生産による職人の手作りであることや、中間業者を介さず直販形式を取ることで販売価格を抑えているなど、ユーザーファーストなこだわりばかり。

作り手が使いたいと思える財布は、使い手にも共感を得られるものとなっています。

小さく薄い長財布UNO ver.2 Noblessaレビュー

夫婦二人の思いが込められたモクから、小さく長い財布UNO ver.2 Noblessaをレビューします。

従来のモデルからブラッシュアップされたという財布を細かくチェックしていきましょう。

■ サイズ感

公式サイズは横16.3cm、縦9.5cm、厚さ1.2cm、重さ約80g。

長財布の横幅サイズは19cm位のものが一般的ですが、それと比較すると大変短く、そして軽く、本当に長財布なのかと驚きます。

モクでは試行錯誤した結果、札が入れられる横幅サイズの限界が16.3cmと見出したそう。財布が大きくなる要因である縫製を可能な限り省き、このサイズを実現させたと言います。

また、このサイトでは従来のレビューと同様「厚さ」と表現していますが、革パーツが重なっているだけで実際にマチはありません。

全体的にコンパクトで片方の手のひらにすっぽりと収まるサイズ感です。

■ 素材

ドイツの老舗タンナー「ぺリンガー社」のノブレッサカーフを使用。

ぺリンガー社と言えば、エルメスをはじめとした多くの高級ブランドを顧客に抱える実力派。ノブレッサカーフは表面に細かな模様が施された型押しレザーで、軽く滑らかな肌ざわりが特徴です。

表面は顔料で仕上げられており発色が非常に良く、また汚れや傷にも強いため経年変化が緩やかできれいな状態を長く保つことができます。

ただし、革が硬くハリがあるので角部分にスレが出やすいです。気になる場合はケア用品でお手入れすると良いでしょう。

■ カードスロット

メインのカードスロットは、財布のスナップボタンを外して開いた内側下部に6箇所配置されています。

一般的な仕切りが設けられているのではなく、革を斜めに切り取った差込口に縦入れでカードを収納するという珍しい形状です。

カードの差込口が大きめにくり抜かれているため、スカスカして不安定にならないか懸念していました。しかし、実際に収納してみると思いのほかホールド感があります。

仕様を観察してみると、このホールド感の実現に2点のアイデアがあることが分かりました。

1点目は、カードを収納した時に合わせて差込口のサイズを調整していること。

差込口とカードが平行な関係の状態では左右の隙間が大きくなるのに対し、財布に対してカードを垂直に入れると左右の隙間が少なくなります。

というわけでカードを出し入れするときは差込口の斜めのラインに沿って平行に操作するとスムーズでしょう。

2点目は裏地の素材です。スエードのような起毛した生地で摩擦が生じ、カードを動かすたびに適度な圧力がかかります。それにより、収納時はカードの半分ほどがむき出しになるのにもかかわらずカードが簡単に抜けてしまうことありません。

メインのカードスロットとは他に、上部にも1箇所収納スペースがあります。

こちらは横入れ式になっており、メインで使用するカードや身分証など重要度の高いカードを入れておくのに最適です。

全部で7箇所のスペースですが、斜めのカードスロットはひとつのポケットに最大2枚収納可能。トータル13枚のカードを持ち運べます。

■ 札スペース

札スペースはカードスロットの奥にあります。

外装の革パーツの一部で札ポケットを作り出す立体構造で、側面に縫製は入っていません。

収納部分は札の縦幅の半分程で、それより上の部分は分離しています。よって、可動域が広く視認性も非常に高いです。

札が入れられる横幅サイズの限界で作られた財布でも操作性が良いのは、この側面部分の仕様で功を奏していることが分かります。

■ コインケース

コインケースは外装の上部を使って作られており、スナップボタンを外す必要はありません。横幅は財布いっぱいまでありますが、深さは4cm弱。底が低く、すべてのコインが見渡せるようにできています。

収納力はコイン最大30枚とのこと。以前、底の低いコインケースを採用している「abrAsus(アブラサス)」の薄い財布をレビューした際、支払いに必要なコインは15枚999円分(内訳:500円玉1枚、100円玉4枚、50円玉1枚、10円玉4枚、5円玉1枚、1円玉4枚)であることが分かりました。

モクも同様にこの理論に到達しています。今回の財布は必要な容量をクリアしているうえ、それ以上にコインが増えても対応できる仕様です。

底の深いコインケースは収納力がありますが、その反面コインを見逃す機会も多くなります。心当たりのある方は、底の低いコインケースを試してみる価値があるでしょう。

■ マルチポケット

独立した1箇所のカードスロットの隣には、三角形に切り込みの入った小さなポケットがあります。こちらには裸の鍵やAirtugを入れておくのに最適だそう。サイズは縦3.5cm×横6cm程あり、おみくじや切符、USBなども入れられます。

■ フリーポケット

コインケース側にはフリーポケットもあります。

領収書はもちろん、革の裏地で圧力がかかるものの千円札も入りました。また、mini系のスマートフォンを入れてスナップボタンを閉められます。

■ ファスナー

麗しい光沢が印象的なファスナーはYKK社の高級ライン、エクセラのもの。

モクではすべての商品にエクセラを採用しています。

購入時に持ち手は備え付けられていませんが、外装部分にコインケースを作っているためファスナーがダイレクトに手に届き、金具のみでも操作しやすくなっています。

なお、オンラインストアにレビューを書き込む条件で持ち手革パーツのプレゼントがあります。手の大きい方や操作に不安のある方は持ち手を取り付けると良いでしょう。

■ コバ

コバは薄く均一に処理されており、切り目本磨きと思われます。革を邪魔しない自然な仕上がりに惚れ惚れします。

■ 縫製

縫製も大変きれいです。コンパクト財布の実現のため部分的にステッチを入れている箇所が多いですが、縫い終わりのひと目は必ず返し縫されていました。縫製箇所が途切れ途切れでは作業時間も長くなるうえごまかしも効きませんが、しっかりと丁寧に作られています。

【価格】31,900円(税込み)

総評

ひとつずつの仕様にすべて理由付けされており、感心しきりの財布です。

通常の長財布とは一線を画しており、使い方もしっかり決まっているため最初は戸惑うかもしれません。しかしながら、使い続けていけばおのずと慣れていき、しっくり馴染んでくるはずです。

有名メーカーの革を使用した丁寧な作りで、これだけ考え尽くされた長財布が3万台は買いでしょう。

設立年2019年
主な価格帯19,800~31,900円
年齢層20代~30代が多い
製造地日本
品質高品質

mokuで人気の革財布

当サイトでは長財布マニアというサイトの性質上長財布をレビューしましたが、モクで人気があるのは二つ折り財布です。

特に人気の二つ折り財布を2点ご紹介します。

1 小さく薄い財布Saku ver.3 Pueblo

この財布の特徴

こちらは小さい財布と薄い財布の両方の良さを取り入れた、ミニマムな二つ折り財布です。小銭の扱いやすさ・十分な容量・デザイン性を兼ね備えています。写真はエイジングが楽しめるプエブロレザーで、Sakuシリーズの中でも価格が低いです。

価格19,800円(税込み)
評価評価5
備考プエブロレザーを使用・日本製

2 小さく薄い財布SAKU ver.3 Plus Noblessa

この財布の特徴

こちらは当ページでレビューした長財布と同じノブレッサカーフが使われています。ノブレッサカーフは表面に細かな模様が施された型押しレザーで、軽く滑らかな肌ざわりが特徴です。傷が付きにくく扱いが楽なのが良いです。その上で高級感も楽しめます。

価格29,700円(税込み)
評価評価5
備考ノブレッサカーフを使用・日本製

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