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今ネットでハッシュタグというブランドのバッグがバカ売れしており、ブランドも急成長しています。
ここでは実際に購入した一番人気のバッグ「レザートート」の仕様や使い勝手をレビューをしてみたいと思います。
ハッシュタグの商品は「シンプル×高品質」を理念に掲げています。確かにフォルムにはこれといった大きな特徴はなく、表向きは黒一色のレザートートです。金具もついていません。「ザ・シンプル」です。
肩掛けができる長さの持ち手で、底にマチがついています。サイズ感に対してマチはやや小さく感じるので、平べったい横長のトートバッグという印象です。
画像:公式サイトより引用
マチが大きすぎると身に着けたときに体に沿いにくくなり、実際のサイズよりも見た目がかなり大きく感じます。このサイズは大きめのバッグでもスマートな印象を受けました。
バッグの大きさ選びは容量(リットル)を基準にすることが多いのですが、見た目に照準を合わせたときに重要なのが横幅のサイズです。
画像:公式サイトより引用
男性では、この41cmの横幅サイズはしっくりくるでしょう。男性は、大きければ大きいだけバランスがとれて良いと感じられる人も多く、入れるものがなくても横幅50cm位のかなり大きなバッグを日常的に持ち歩いている人もいます。
反対に小さなバッグだと中性的に見られたり、全身のバランスを見たときに違和感を覚える人も多いようです。
レザートートを実際に肩にかけてみると、およそ腰の位置に底のラインが来ます。サイドから見たときにバッグは体からはみ出す大きさです。
画像:公式サイトより引用
人混みや電車の中では当たったり邪魔になったりするかもしれませんが、長めの持ち手のおかげでバッグに可動域があります。体の正面にバッグを抱えるように持ち直せば回避できるでしょう。
モンゴルレザーの特徴は、この大きなシボ模様です。
ハッシュタグで使用するのは、生後2年以上の成牛。商品を製造するために牛を殺すのではなく、モンゴルの大地で人と共存し、しっかり成長させた強度のある肉厚な革を持った牛達です。
表面はマットで、触り心地はするすると滑らか。ほど良い弾力を感じます。水やキズにも強いというのが頼もしいですね。
表面を斜めにしたり動かしたりして角度を変えてみると、血筋(皮膚の下にあった血管のあと)がしっかり見えます。これが革の個性であり、魅力でもあります。
革の香りはさほどしません。どちらかというと化学臭が強めで、その奥に少しだけ革の香りが漂っているような感じでしょうか。皮を加工するクロムなめし製法で使用された薬剤の臭いでしょう。おそらく新品特有の臭いで、使用していくうち気にならなくなると思います。
裏地はスエード調です。
同様の価格帯で販売する他のブランドのバッグでは、裏地がキャンバス調だったり、そもそも裏地のないものも多いので、よりコストのかかる素材を使用しているのには好感が持てます。
スエード調の素材は高級感があり、中に入れる荷物のキズをつきにくくしたり、衝撃から守るクッションのような役割もしてくれます。
バッグは自立します。内側に芯材が入っているとのこと。
触った感触は固めですが、手でつまんだり揉んだりすると、手の動きに沿って曲がるので本当に入っているのかわからないくらいです。横に寝てしまうバッグは使いにくく、形が崩れやすいので、自立するバッグは実用性があり助かります。
バッグの重さに耐えるための重要な持ち手の部分は、2枚の革を重ねて作られています。
革の端を内側に折り込んで縫われているため、横から見ると二重です。厚みのある革を重ねて縫うには技術が必要ですが、まっすぐきれいに縫製されています。
バッグの持ち手は、裁断面を塗料やニスでコバ処理されることも多いのですが、使用していくうちに塗料が剥がれたり、熱で溶けてしまったりすることがあります。その点でもこの仕様には安心感があり、劣化を抑えるための重要なポイントです。
持ち手の付け根は、バッグ表面の革と内側のファスナーに繋がる革パーツの中に挟んで縫いこまれています。
そして、表面を閉じるステッチの下に、もう一か所ステッチが施されている二重補強です。
底面はフラットな作りです。
口コミのレビューで底鋲がついていたほうが良いとの意見もありました。確かにこれだけの大きさのバッグは直接床に置く機会もあると思うので、底鋲があると汚れにくく、革へのダメージも少なくなります。
しかし重量が1sあるとなると底鋲のパーツがつくことでさらに重くなります。金具は小さくても四隅に最低4つは付けなくてはならないため、重量に響きます。
HushTugのバッグは、使用していくうちに革がやわらかく馴染んでいきます。画像右側にある半年後の画像のように、底に近い部分の革がたわむことを考えると、もし底鋲があったとしても四隅部分は擦れる可能性が高いでしょう。
画像:公式サイトより引用
ざっくりラフに使うには、底鋲のないほうがカジュアルな印象になります。
ファスナーはYKK。日本からモンゴルへ取り寄せて使用しているとのこと。
スライダーと引き手はマット、メイン部分は光沢ですが、この光沢部分はギラツキがあり派手な印象を受けました。
メインファスナーは、引き手とツマミの革を合わせると5cmほどの長さになります。引き手のパーツだけでもある程度大きさがあるので、万が一ツマミの革がちぎれてしまった場合でも引き手だけで操作することが可能です。
内側の仕様はメインスペースのほか、片面にオープンポケットが2つ、もう片面にファスナー付きのインナーポケットがひとつ。
オープンポケットは深さが14.5cmあり、パスケースやカギ、スマホなどを収納するのにちょうど良いサイズです。(スマホでもPro系の大きなタイプは少しはみ出します。)
ファスナー付きのインナーポケットは貴重品などを収納したり、バッグの中で迷子になりそうな小物を収納するのに最適でしょう。通帳や消毒スプレー、タバコ、ワイヤレスイヤホン、モバイルバッテリーなど、ものの定位置を決めておくことができます。
メインスペースは大きく、たくさん入ります。厚みが2.3cm程度ある単行本を5冊×2列で計10冊ほど入れてみましたが難なく入りました。また、13.5インチのノートPCもすっぽりと収まって、メインファスナーを閉められます。
スペースが大きい分、持ち歩きたいものは好きなだけ入れられるでしょう。
このバッグのデザイン性が高いかというと、そうでもないと思います。シンプルな黒いバッグです。
バッグ単体で見ると特別オシャレな訳ではないので、コーディネートに気をつける必要があると思います。
公式サイトから引用した上の画像のようにコーディネートするととてもオシャレだなと思いますが、服装が地味だと地味×地味で印象が良くないかもしれません。
シンプルだからこそ、持ち主のセンス次第なところがあります。
税込み29,800円でこのクオリティは素晴らしいです。ネットでの高評価は嘘ではないと実感しました。
無駄を省いたデザインで使いやすいです。モンゴルレザーを主役に使い手のことを考えられて作られていることがわかります。
革質は5万円や10万円するバッグと比べるとどうしても劣りますが、価格以上の価値を提供していると思います。
設立年 | 2018年 |
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主な価格帯 | 20,000円〜30,000円 |
製造地 | 日本 |
品質 | 高い |
こちらは当ページでレビューしたバッグの色違いのネイビーです。ブラックよりも少しだけ鮮やかさが増します。日本製の本革のバッグが29,800円、そして頑丈ですからかなり長い期間使えるはずです。コスパはかなり良いと言えます。
価格 | 29,800円(税込み) |
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評価 | ![]() |
備考 | 牛本革を使用・日本製 |