日本で生まれたCORBO(コルボ)は、小さな工房で上質なバッグや革小物などを生み出す、知る人ぞ知る革ブランド。
ネットでCORBOの財布を見かけた人は、検索で「ダサい」というキーワードが出るため、まずブランドイメージが気になる人も多いのではないでしょうか。
また、CORBOを使用する年齢層や、数年使ってからの経年変化や使用感もチェックしておきたいところですよね。
本記事では、CORBOのブランドについてと、財布の評判をリアルな口コミからチェックしてご紹介します。
CORBOの特徴と魅力
CORBO(コルボ)は1998年にデザイナーの古瀬聡氏が立ち上げた日本のレザーグッズブランドです。
古瀬氏が世界を旅する中で実際に目にした、イタリアやヨーロッパの文化や職人の技に共鳴しながら、普遍的な魅力を持つ革製品を提案。
創立20年の節目に「10年かけて育てる作品を。」という言葉を掲げているように、ブランドのペースを大切に、長く愛用して革を育てていける商品作りを行っています。
■ 革素材へのこだわり
CORBOのアイテムの主役とも呼べる上質なレザー。
ベジタブルタンニンを施したイタリアのショルダーレザーをはじめ、まるで和紙のような見た目で経年変化にファンの多いプエブロレザーも取り扱っています。
そのほか、馬具に使われる美しい革として有名なイギリスのブライドルレザーやアメリカの老舗タンナーによるコードバンなど、上質なレザーにこだわって選定。
また、素材の開発から行ったソフトな質感のオリジナルレザーや、東京で仕立てたヤギ革の商品なども展開していて、好みの質感や風合いから選べる、充実のラインナップです。
■ デザイン、クオリティへのこだわり
CORBOのデザインは、レザーの風合いを楽しめ、何年持っても飽きないようなシンプルなスタイル。
しかし、ジッププルにレザーをあしらったり、内側に差し込みベルトを取り入れたりと、簡素なだけで終わらないクラシカルで上品な個性が感じられるのが魅力です。
CORBOでは長財布、二つ折り財布、マネークリップといったウォレット類の他、キーケースからiPhoneケースなどの革小物、バッグ、ステーショナリーと幅広く展開。
ベーシックな型だけでなく、キャッシュレス化に伴うコンパクトなミニ財布をはじめ、時代のニーズに合わせた新モデルも続々と提案しています。
■ 革財布の価格帯
CORBOの長財布は約2万~6万円台の価格帯で販売されています。ミニ財布は、約1万5千~5万円台。
上質なレザーを使用して、丁寧に少量ずつ生産されていることもあり、比較的高めの価格設定と言えます。
■ 販売店舗
CORBOの直営店は、渋谷区神宮前の1店舗のみ。しかし、全国のセレクトショップや百貨店の財布売り場でも展開し、取り扱い店舗はショップリストに網羅されています。
オンラインでは、直営の公式ストアと、革製品のセレクトショップ「セレンティーワン」で展開。その他、楽天やAmazonのセレクトショップでも取り扱いがあります。
CORBOのサービス
■ ギフトラッピングサービス
CORBOのオンラインストアでは、オリジナルのギフトラッピングサービスを無料で利用できます。
包装紙やリボンで包まれた特別感のあるラッピングは、エアパッキンに包まれて届くので、大切な贈り物にもぴったり。
直営店や公式オンラインストアで購入すると、時期に応じたノベルティがつくのも魅力です。
■ アフターサポート
CORBOでは、有償のリペアサービスの対応も行っています。公式サイトの問合せフォームから、修理の相談ができます。
口コミから見るCORBO革財布の評判
ここからは、CORBOの財布が「ダサい」と言われるのは本当か?ネット上での評判を探ってみましょう。
まずは、実際にCORBOの財布を購入・使用した人のレビューをチェックします。
■ 良い口コミ・レビュー
まずはCORBOを取り扱う楽天のセレクトショップから、良い口コミを見てみましょう。
「キュリオス L字ファスナー式 小銭入れ付き」は、1371件、4.54点の高評価と、他ブランドに比べても圧倒的なレビュー件数を誇ります。
中でも目立つのは、「使って9年経つけれど、使い勝手がいい」「6年使って2代目をリピート購入」など、何年にも渡り愛用している愛用者の声。
使い勝手や経年変化に惚れ込む人が後を絶たず、リピートで同じ商品を購入している様子からも、商品の耐久性や使い勝手の良さが伺えます。
■ 気になる口コミ・レビュー
次に、気になる口コミをチェックします。
先の商品レビューで見られたのは、の商品では「分厚過ぎてポケットに入らない」「革が薄い、やわらかすぎる」という意見もありました。
使用されているオリジナルレザーは、CORBOの商品の中でも柔らかい方の質感です。また、カードを入れる量によって幅が厚くなることも否めません。
実際に多くの方が満足した商品で、高レビューではあるものの、ご自身が使う内容量や、希望する質感をふまえて自分に合った商品を選ぶ必要がありそうです。
このほか、気になるのは「思っていた色と違った」という声です。
天然皮革の染色時期、季節や気温で色に差が出ることがあるようなので、事前に知っておくとイメージのギャップを防げるかもしれません。
SNS投稿から見るCORBOの評判
続いて、SNSでの評判をチェックします。「CORBO 財布」で上がってくる投稿には、ネガティブな投稿はほぼありませんでした。
中でも目立つのは、10~20年と長い年月経ってもまだ使える」という経年変化、優れた耐久性に対してのコメント。これは他ブランドと比較しても特徴的な魅力と言えます。
一方、「こだわりなく使っている」という投稿も見られました。ハイブランドと比較すると、みんなが知っているブランド物という印象がないためかもしれません。
次に、Instagramで「CORBO」のタグ付け写真をチェックしましょう。
主にCORBOの財布の紹介や、実際に使用している投稿が見られます。実際に取り扱うセレクトショップの投稿では、「実は女性からの人気も高い」という投稿も。
タグ付けの投稿数から、まだまだ知名度は低いことが伺えます。しかし、実際の商品のデザインからも、持っている人のスタイルからも「ダサい」印象は感じられません。
■ CORBOの購入年齢層
CORBOの財布レビューでは、30~40代の購入者が過半数を占めていました。しかしその他にも、50代以上や、20代の愛用者もいて、幅広い層が購入していることが分かりました。
女性は夫や彼、息子へなどギフトとしての需要が高く、主に男性が支持。一方、実店舗では女性が自分のために購入するケースも多く、男女問わず使えるブランドだと言えます。
トレンドに左右されることなく、革を「育てる」感覚で何年も愛用できる財布は、大切な人への贈り物や自分へのご褒美など、特別な機会に多く選ばれているようです。
総評
CORBOのブランド紹介から、ネット上の口コミ、評判をご紹介しました。
まだ広く知られていないかもしれませんが、一度使うとリピートしたくなる使い勝手や、レザーの経年変化が魅力的な日本のブランド・CORBO。
革財布は、味わいを増す経年変化に魅了される声が多く見られ、楽天でも高い評価を得ていることが分かりました。
しかし、一部購入者からは革やサイズが「イメージと違った」という声も。
財布の内容量は人によって違うので、事前に自分が使うシーンを想定して検討しましょう。CORBOは豊富な革を取り扱っているため、人気商品以外にも広く目を向けるのも手です。
SNS上でもネガティブな評判が見当たらず、世間的にもダサいイメージは無く、安心して手にできるブランドと言えます。
CORBOで人気の革財布
最後に、CORBOで人気のある長財布や二つ折り財布など、おすすめのアイテムをご紹介します。
■ SLATE – ラウンドファスナー式束入れ [プエブロ]
収納力に優れた長財布です。最初は和紙のような質感で、経年変化が美しいプエブロレザーを使用。
内装にも違う色のプエブロレザーが使われ、それぞれに異なる経年変化を楽しめます。大きく開き、見渡しやすいのも魅力。
■ face -Bridle Leather- 束入れ(小銭入れ付仕様)
ブライドルレザーを使用した、スマートな長財布。
馬具用に作られる革ならではの堅牢なレザーの質感に、美しいカラーバリエーションが映えます。スリムながら、マチ付きの札入れや10個のカード入れなど、収納力もあります。
■ full grain Bridle Leather – ラウンドファスナー式長財布
フルグレインのブライドルレザーを使用した長財布。
本来なら削る革の表層(銀面)を残してじっくりと時間をかけて染色や蝋を塗り込んでいるので、貫禄ある自然な美しさが魅力。頑丈さも兼ね備えたレザーの風合いを楽しめます。
■ SLATE L字ファスナー コンパクト財布
ベジタブルタンニンのショルダーレザーを使用した二つ折り財布。
コンパクトながらしっかりとした収納力を兼ね備えていて、中央にはマチのあるコインポケットを搭載。シンプルで手になじみやすいサイズです。
■ Curious コンパクト財布
先にご紹介した楽天でもレビュー数の多かった「Curious」シリーズの、コンパクト財布。
柔らかなオリジナルレザーは、その表情の変化にも定評があります。現金をあまり持ち歩かない人にぴったりの、すっきりとしたデザインです。
■Libro – 折財布(横型)
イタリアンオイルレザーを使用したベーシックな二つ折り財布です。
使うほどに味わいを増す重厚なレザーに、丸みを帯びた細部のあしらいが好バランス。しっかりとした本格派の佇まいで、大人の男性にもぴったりです。