メンズ革財布を探しているなら、「ココマイスター」と「土屋鞄製造所」を選択肢に入れる人も多いのではないでしょうか。そこで、人気のレザーグッズブランドにどんな違いがあるか、7つの項目で徹底比較しました。
自分用の財布を検討している方や、大切な人へのプレゼント選びなど、購入の参考にしてみてくださいね。
ココマイスターはどんなブランド?

COCOMEISTER(ココマイスター)は、2009年に創業した日本発ブランドです。
ヨーロッパムードを漂わせるココマイスター。そのキーとなるのは、ブランドコンセプトの「芸術性」にあります。上品な色合いや模様入りデザインなど、シンプルな中に、遊び心を感じさせる個性が光るアイテム群。欧州で調達した天然皮革を、日本職人が仕立てるという組み合わせでも、ヨーロッパ×日本というブランドイメージを体現しています。
土屋鞄製造所はどんなブランド?

土屋鞄製造所(以下、土屋鞄)は、1965年にスタートした老舗の日本ブランド。ランドセルメーカーとしての熟練した技術を生かして、バッグや革小物の展開を始めたのは2000年からです。
ブランドの想いである「時を越えて愛される価値をつくる」という言葉通り、ミニマルでスタンダードなデザインが豊富。実際の使いやすさにもこだわった、日本のモノづくりを感じられるブランドです。商品にロゴが主張しないのも、土屋鞄のブランドの在り方を体現しています。
では、ここから両ブランドを徹底比較していきます。
【比較1】素材の品質 (革の種類)

ココマイスターは、イタリア・イギリスのレザーを多く取り扱っています。種類も豊富で、クロコダイルやコードバンといった高級レザーも含めて、20を超える豊富なラインナップ。模様付きや、編み込みデザインもあります。
土屋鞄は、20年という長きに渡り愛されるオリジナルのヌメ革を筆頭に、コードバンと、ブライドルレザーという3種の革で財布を展開しています。選べる幅は少ないものの、経年変化の美しい厳選したレザーだけを使用しています。
めずらしい革など、革選びにこだわりたい人はココマイスター、安定の定番革から選びたい人は土屋鞄がおすすめです。
【比較】素材の品質 | ココマイスター | 土屋鞄 |
---|---|---|
ブライドルレザー | イギリス(不明) | イギリス(J&E セジュウィック社) |
コードバン | 水染めコードバン:日本 シェルコードバン:アメリカ(ホーウィン社) ほか | 水染めコードバン:日本 |
【比較2】価格帯

ココマイスターは、3万円~15万円台と広い価格帯。コードバンなど高級な皮革を除くと、長財布は4~5万円前後で選択肢が豊富。100を超える型数から選べるため、多様なラインナップから自分の予算に応じて選べます。
土屋鞄の価格帯は、3万円~8万円台。こちらもコードバンを除くと中心価格帯は3~4万円です。型数はココマイスターの半数ほどですが、高いクオリティのレザーウォレットを比較的手に届きやすい価格で提供しています。
予算に応じて選べる選択肢が多いのはココマイスター。型数は限られるものの、土屋鞄でもコストパフォーマンスの良い財布を探せます。
【比較】価格帯 | ココマイスター | 土屋鞄 |
---|---|---|
長財布 | 30,000~150,000円 | 30,000~83,000円 |
二つ折り財布 | 28,000~100,000円 | 24,000~63,000円 |
【比較3】デザイン性と使い勝手

ココマイスターは、「大人の男財布」と謳っているように、クラシカルで紳士的な財布が多いのが特徴です。シンプルながら、どこかシックで男性的。レディースラインも展開していますが少量に留まります。スーツなどフォーマルな場面にも合う、高級感のある男性のためのブランドです。
土屋鞄の財布は、飽きのこないシンプルなデザイン。ココマイスターに比べるとカジュアルな雰囲気のデザインもあり、若い層、男女を問わずユニセックスに持てます。コンパクトなミニ財布など、時代のニーズに合わせたモデルも見られ、より現代的なファッションにも合わせやすい印象があります。
より男性らしい財布を求めるならココマイスター、シンプルで飽きのこない財布なら土屋鞄と、好みにあわせて選んでみてください。
【比較】デザイン性 | ココマイスター | 土屋鞄 |
---|---|---|
デザイン | 紳士的 | ユニセックス |
色展開 | ベーシック+カラフル | ベーシック |
【比較4】ブランドの信頼性・知名度

ココマイスターは、比較的歴史の新しいブランドです。その割に、公式サイトでのレビュー数が1000件を超える商品も。リピート購入の口コミもあることから、既にファンが多くついていることが伺えます。公式インスタのフォロワーは1.8万人です。
他方、土屋鞄は、ランドセルメーカーとしての人気も高く、老若男女から知名度のあるブランド。サイトレビューからは、ブランドや品質に対して、信頼をおく愛用者の声が多く見られます。接客など、丁寧なサービスへの高い満足度も伺えました。公式インスタのフォロワーは15.4万人です。
いずれもファンは多いですが、土屋鞄の方が知名度があり、老舗ブランドとして信頼を確立していると言えます。
【比較】ブランド信頼性 | ココマイスター | 土屋鞄 |
---|---|---|
ブランド創業年 | 2009年 | 1965年 |
公式インスタグラムのフォロワー数 | 1.8万人 | 15.4万人 |
【比較5】耐久性・縫製の丁寧さ

ココマイスターは、日本の熟練した職人による製造がこだわり。細かな作業の多い財布は分業制で作られていますが、決して工業的ではなく、1点もののように人間味のあるモノづくりがモットー。世界中から集められた一流レザーを丁寧に財布へと仕立て上げています。
土屋鞄も同じく、日本の熟練職人たちによって丁寧なものづくりが行われています。その技術はベテランから代々受け継がれてきたもの。「長く使いたくなるもの」にこだわるブランドだからこそ、丁寧な縫製には定評があります。サイトには職人たちのインタビューが掲載されていて、実際に顔を見て、思いを知ることができます。
どちらのブランドの財布も、日本の職人によって丁寧に仕上げられた高品質なものであることは間違いありません。
【比較】品質 | ココマイスター | 土屋鞄 |
---|---|---|
製造国 | 日本 | 日本 |
スタイル | 熟練職人による丁寧な仕上げ | 熟練職人による丁寧な仕上げ |
【比較6】アフターサービス

ココマイスターには、「ココクラブ」という公式の無料会員制度があります。会員になると、無償(度合いによって有料、会員価格)で修理対応してもらえます。カスタマーサポートの電話番号があり、タイムリーに相談できるのもポイント。そのほか、オンラインで購入した商品がイメージ違いの場合でも、無料で返品交換できるサービスがあります。
土屋鞄は、店頭に購入品を持ち込むと、いつでも無料でケアしてもらえます。修理に関しては有償で、修理専門の熟練職人が手直しを行います。ユニークなのは、リユース制度。不要になった土屋鞄の財布を持ち込むと、10%オフクーポンをもらえます。引き取られたアイテムは、修理されて販売されるという、環境に優しい取り組みです。
いずれのブランドも修理対応は行ってもらえますが、無料で修理してもらえる可能性があるのはココマイスターです。
【比較】アフターサービス | ココマイスター | 土屋鞄 |
---|---|---|
修理 | 会員登録で無料 内容により有料(会員価格) | 有料 |
問い合わせ方法 | 電話、メール、問い合わせフォーム | 問い合わせフォーム |
ケアサービス | なし (ケア方法を問い合わせフォームで相談可能) | 店頭で無料ケア |
【比較7】店舗数

どちらのブランドも、オンラインショップだけでなく、全国に実店舗があります。
ココマイスターは関東・関西に6店舗、土屋鞄は国内に14店舗。
土屋鞄の方は首都圏や関西のほか、九州、軽井沢にも店舗があり、より実物を見られる機会が多そうです。
【比較】店舗数 | ココマイスター | 土屋鞄 |
---|---|---|
日本 | 6店舗 | 14店舗 |
海外 | なし | 5店舗(台湾、アメリカ) |
まとめ

2ブランドはいずれも、日本の職人による高いクオリティの財布が見つかることが分かりました。どっちが買いかは、それぞれスタイルが大きく異なるので、好みや価格帯等によって選んでみてください。
ココマイスターまとめ
ココマイスターの財布は、高級感のある男性的なデザインや、めずらしい革が好きという方におすすめ!
長財布の型数が多いので、気に入る一品が見つかるはずです。海外ラグジュアリーブランドと比較してもリーズナブルなので、ヨーロッパテイストを好む人はぜひ注目してほしいブランドです。
土屋鞄まとめ
土屋鞄は、シンプルで飽きのこないデザインを探している方、丁寧で飾らない日本のものづくりが好きという方におすすめ!
年月をかけて愛用したくなるようなスタンダードな財布が揃っています。ブランド姿勢に対するファンが多いところも魅力。店舗も全国にあるので、お店が近い人は一度訪れてみるのも良いですね。