品質に対してリーズナブルな革ブランドとしても人気のLIB。ここではLIBについて解説しつつ、人気の長財布のレビューもしてみたいと思います。
※ビジネスレザーファクトリーは2025年7月にLIB(リブ)に名称が変更され、ブランドコンセプトも刷新されました。
LIB(リブ)の特徴と魅力
LIBは社会問題の解決に注力するソーシャルビジネスの大手、ボーダレスジャパンが展開するレザーブランドです。

ブランドのエシカルな取り組みは徹底的。発展途上国バングラデシュに生産工場を持ち、材料の調達から製品化するまでのすべての工程をバングラデシュ国内で行っています。現地に生産工場をつくることは、失業率の高いバングラディシュに働き口ができます。
商品に使われるレザーは、「イード」というイスラム教の宗教的儀式で神様に捧げられ食された牛を使用。国内にある資源を用いることで他国からの仕入れよりコストが抑えられ、多くの利益をもたらします。

また、LIBではより就業が困難な現地の障がい者、シングルマザー、若年者を優先的に採用しているそう。研修の機会を設けて技術を習得させたり、生産工程を細かく分けたりすることで未経験者や障がい者でも作業しやすくなる仕組みを作っています。
LIBの商品の特徴はジェンダーレスなデザインであること。仕事や家事などのさまざまな「はたらく」をキーワードに、性別の垣根をなくしたすべての人に寄り添うアイテムが揃っています。実店舗は主要都市の商業施設などに19店あり、実物を手に取って確認することもできます。
長財布(ラウンドファスナー)レビュー

「長財布(ラウンドファスナー)」をレビューします。
メイド・イン・バングラデシュ製品のクオリティや使い勝手を見ていきましょう。
■ サイズ感

サイズは縦10.5cm、横19cm、厚み2.2cm。ベーシックな長財布の大きさですが、近年流行しているスリム財布やミニ財布に慣れている方にはやや大きく感じられるかもしれません。
■ 素材感
材料となるレザーは先に触れたとおり、バングラディシュ国内で消費された牛の皮が使用されています。詳細は公開されておらずどんな種類かは分かりませんが、大きめのシボ感が特徴的です。

表面はところどころ波うっていたりシワが寄っていたりしていますが、有効な資源を無駄にせず利用されていることに感銘を受けますし、商品が生み出された背景を理解しているのであればさほど気にならないでしょう。個体差はありますが血筋やトラが出ているものもあり、革のダイナミックな表情が楽しめます。
公式サイトに投稿されたレビューでは、革の質感について、ヨーロッパ圏のブランドに引けを取らないとの投稿がありました。本来ならば捨てられる運命だった牛皮がこうして評価されていることに感心します。
ただし、革に鼻を近づけると化学臭がきつく感じます。ある程度使用していけば臭いが薄れて気にならなくなると思いますが、気になる方は陰干しすると良いでしょう。
裏地は、規則的な縦方向の筋模様があるナイロンかポリエステルと思われる生地が使われています。柔らかくもハリがあり、革のしなやかさと調和して扱いやすくなっています。
■ カードスロット
このモデルの最大の強みはカードスロットの多さです。

財布はシステム手帳のようにパタンと180℃開ききり、左側に見開きで横入れ6箇所、縦入れ7箇所、右の札入れの奥に横入れ6箇所、計19箇所ものスペースがあります。
特に左側の見開き仕様は視認性が良いため、使いたいカードを的確に見つけて取り出せます。カード保有枚数の多い方は大変重宝するでしょう。
カードスロットのサイズは横入れが9.2cm、縦入れが6.3cm。どちらも左右に十分なスペースがあり、革も柔らかいことも相まって出し入れしやすくなっています。
しかし、横入れのカードスロットからカードを取り出す際にファスナーが当たりやすいため、少し浮かせながら取り出すのがコツです。
■ 札入れ

札入れは、財布見開き正面の左右に配置。左側は縦入れカードスロットの反対側、右側はコインケースの手前にあります。
ポケットが浅めに作られており、収納した状態で種別がそのまま確認できて大変便利です。マチはなく容量に限りはありますが、決済がカードがメインもしくはカードと現金半々程度ならば不都合ないでしょう。
■ コインケース

コインケースは右側の札スペースの奥に配置されています。片マチが設けられ、指をかけると大きく開き見晴らしが良いです。
奥行きがしっかりあるため、容量は申し分ありません。
■ フリーポケット
フリーポケットは財布両側の最背面の2箇所、そしてコインケースの横に1箇所あります。

最背面の2箇所は財布の横幅いっぱいに作られているため、札入れとしての使用も可能です。このフリーポケットを利用すれば1万円、5千円、千円とそれぞれ分けて整理でき、今どれだけ現金を持っているか把握しやすいでしょう。

コインケースの横にあるフリーポケットは最背面のフリーポケットより横幅は短いものの、小さめのスマホがすっぽり入るほどの容量がありフレキシブルに使えます。
■ ファスナー

ファスナーはYKK製。クオリティを追求するためバングラディシュの工場に持ち込んで加工しているそうです。外側のメインファスナーは5号、コインケースには3号を採用し、滑り心地はスムーズで申し分ありません。
ツマミは、メインファスナーには革製、コインケースにはメッキパーツが使われています。残念ながら、革製パーツはしなりすぎてクセがつきやすく、メッキパーツは細すぎてどちらも持ちごたえが不安定に感じました。革パーツが補強されていれば…メッキパーツがもう少し幅太であれば…改善されるとより良いと思います。
■ 縫製

とてもきれいに縫製されています。縫い穴と糸のバランスも良いです。
【価格】12,990円(税込み)
総評
発展途上国の製造と聞くと品質に不安を感じる方がいるかもしれません。実際に名の知れた人気ブランドでも、これはちょっと…と思うような商品が出回っているのが現状です。パーツの裁断面が曲がっていたり、縫製が悪かったり、糸が飛び出ているなど出来の甘い商品は多々あります。
しかし今回レビューしたLIBの財布はイマイチだと思う部分はまるでなく、とても丁寧に作られていました。

良いものづくりのために教育がしっかりと行われ、バングラディシュの工場で働く現地の人々が職人として、責任をもって取り組んでいることが分かります。あらゆる困難やハンディキャップを抱えていても、良いものを仕上げられる環境が整っており、楽しく仕事に向き合っているのだなと感じられます。
また、このクオリティで1万円台とは格安です。もう少し値上げしてもユーザーは納得してくれるのではないでしょうか。バングラディシュで働く人々に還元していただきたいと思います。
| 設立年 | 2014年 |
|---|---|
| 主な価格帯 | 10,000円~17,000円 |
| 年齢層 | 幅広い年齢層 |
| 製造地 | バングラデシュ |
| 品質 | 高品質 |
【価格】12,990円(税込み)
人気の長財布トップ3
ここではLIBで実際に人気のある長財布のトップ3をご紹介します。
1 長財布(小銭入れあり)

この財布の特徴
長財布で一番人気があるのは小銭入れがある折り畳みのタイプ。革が柔らかくてシンプルなのでストレスがなく、使いやすいです。
| 価格 | 9,990円(税込み) |
|---|---|
| 評価 | ![]() |
| 備考 | 内部は牛革 (蝋引き加工)・日本製 |
2 長財布(ラウンドファスナー)

この財布の特徴
次点は当ページでレビューしたラウンドファスナー長財布。このクオリティで14,990円という価格はまさに企業努力の賜物です。
| 価格 | 12,990円(税込み) |
|---|---|
| 評価 | ![]() |
| 備考 | 内部は牛革 (蝋引き加工)・日本製 |
3 長財布(蛇腹ラウンドファスナー)

この財布の特徴
ラウンドファスナーにはもう一つあって、先程はマチがなくて180度開き切るタイプでしたが、こちらは蛇腹のマチが付いている一般的なラウンドファスナー長財布です。
| ブランド | キプリス |
|---|---|
| 価格 | 12,990円(税込み) |
| 評価 | ![]() |
| 備考 | 国産シラサギレザー・日本製 |

