【評価:87点】ブライドル・インペリアルウォレット

英国で馬具用の革として用いられてきた歴史を持つブライドルレザーを使用したウォレットです。見るからにしっかりとした外装は、手に取ると更にその堅牢さがはっきりと伝わってきます。

表面には、強度を高めるために革に染み込ませてあるロウが、白い粉状のブルームとして浮き上がり、厚いサイドのコバ(切り口)部分も丁寧な処理が施されています。

また機能面でもお札を束で入れられる「束入れ形式」になっていたり、札入れ部分にもカードポケットを配置するなど、随所に使いやすさが工夫されたお薦めの一本です。

【タイプ】身開きタイプ

【外装】ブライドルレザー

【内装】ヌメ革

【価格】36,000円(税込)

目次

評価内容

【スコア】総合:87点

①機能性:85点

最大の特徴は、下にも書いていますがカードポケットの使いやすさと、束入れタイプのお札収納でしょう。特にラウンドファスナータイプに比べると、中身へのアクセスがしやすいため、使いやすいと思います。

②質感:90点

ブライドルレザーを使用したウォレットの中でも、このインペリアルウォレットはそのフォルムからか「馬具用革」の雰囲気が最も伝わってくる一本です。

厚手の革と白いブルーム、そしてまっすぐと伸びるステッチラインから、上質さと堅牢性が感じられます。

③コンパクト性:80点

厚みはカタログ値で26mmですが、革の厚みだけでも約3mmはあります。

蓋も自然に少し開いたような状態になるため、空の状態でも30mm以上のボリューム感があります。

④収納力:90点

収納力は相当ある方でしょう。まず下の写真は「お札20枚+小銭25枚+カード13枚、レシートに見立てたA4用紙を折りたたんだもの1枚」を入れた状態です。

この状態で、更に、大型ポケットがプラス4箇所分あります。

尚、通帳などは、無理やり入らなくはありませんが、少し端がフタ部分に押されて湾曲してしまいます。

⑤小銭入れの使いやすさ:70点

小銭入れについては、残念ながらどのタイプにも言えるのですが、マチがついていないので、奥の方に入った小銭の選別は少々しづらいと思います。

また、このインペリアルウォレットは、蓋の部分がかなりしっかりしていることもあり、小銭入れを使うのに180度以上開こうとすると手が当って、少々抵抗を感じます。

⑥お札入れの使いやすさ:90点

マチが下側も含めて三方についている束入れ形状です。

百万円相当の札束もご覧の通り収納してしまえます。

⑦カード入れの使いやすさ:90点

13枚ものカードポケットがあるだけでなく、カード入れが3箇所に分かれており、カードの使い方によってポケットを選べる点が非常に良いと思います。特に一番手前の横向きポケット2枚分はアクセスが楽な上に、カードの重なりがないのでその分出し入れが非常にスムーズです。定期券やポイントカードなど、頻繁に使うカードを収納するのに便利な構造です。

また、お札入れ部分にある4枚分の隠し(?)ポケットは、免許証や健康保険証などを入れておくのに最適でしょう。

⑧管理人のお気に入り度:90点

スーツポケットで常時携帯するには少々大きすぎるように思いますが、シンプルなデザインと上質感は普段使い用としてもかっこよく、かなり気に入っています。

【総評】

外装のブライドルレザー、内装の明るいヌメ革のコントラストも非常に美しく、丈夫で飽きのこないデザイン。10年、20年と使っていける一本だと思います。

【価格】36,000円(税込)

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