今回は、当サイトでも最近人気を集めているユハクさんの本店を訪ねて、横浜まで行ってきました。事前に撮影の許可も頂きましたので、画像を交えてご紹介してみたいと思います。
ユハクの横浜本店
■ 本社に併設されたギャラリー風の本店
ユハクの本社兼本店は、横浜駅東口を出て徒歩10分ほどの場所にあります。賑やかな西口とは打って変わって人通りも少なく、レトロな欄干の橋を渡り、電車の高架をくぐると、比較的閑静でどこか懐かしさを感じる通りの一角にありました。
通りに面したガラス張りのモダンな本店は、こじんまりとしていますが、奥行きがあり、天井からのスポットライトが、壁面や部屋の真ん中に設えられたテーブルを照らす、ギャラリー風の落ち着いた造りです。
店内に足を踏み入れてぐるりと見回すと、一般的な革製品のお店とは少々趣きを異にすることに気づきます。
これまでにも数多くの革財布のお店を訪ねてきましたが、多くに共通するのは「革」を前面に打ち出しているということ。それは革の匂いや重厚さであったり、工房的な見せ方であったりするわけですが、
ユハクさんの場合はまず「色」が目に飛び込んできます。
こちらは、店舗に入ると一番目立つ位置に並べられている靴の棚。元来ユハクでは財布や鞄よりも先に革靴を扱っていたそうですが、そのユニークな色合いは履きこなす方にもかなりのセンスが求められそうです。
そしてもちろん、今回の訪問の最大の目的である革財布にも、ユハクの真骨頂と言える独特のグラデーションがかかった染色が施され、その美しい色合いがお店のあちこちでスポットライトに照らされて浮かび上がっていました。
ユハクでは全部で18ものシリーズを展開しており、写真を載せ切れないほどです。
横浜での財布選びはユハクだけで済んじゃうかもしれませんね。
ちなみに、このすぐ隣がオフィスとなっています。また、以前は同じ建物の2階~4階には工房があったそうですが、事業拡大により別な場所に移転したようです。
予約制となっている理由を伺ってみると、ここは平日に商談スペースとして使用したり、ラジオ収録を行ったり、YouTubeの撮影などをしているからとのことです。
ただし最近では、金曜、第2・第4土曜、日曜祝日は予約制を廃止されたそうですので、より気楽に訪問できそうですね。
■ 売れ筋長財布はコレ!
さて、今回の最大の訪問目的はやはり長財布なわけですが、単刀直入に現在最も人気の財布はどれか伺ってみました。その答えは・・。
ベビーカーフに深みのあるグラデーションが施されたYVE110長財布(写真上・左端)。当サイトでも以前詳細レポートしましたが、これが定番中の定番という位置づけに変わりないとのこと。
更に、同じベビーカーフと外装デザインを持ちながら、マチ付き小銭入れの配置を変更しカード収納枚数を強化したYVP116(写真上・右)。
国産コードバンを用いたYFC114なども人気商品とのことです。
■ 流行りのミニ財布も
こちらは最近人気が出ているALBERTEシリーズの財布。ご覧のように2つ折りで超薄型なのですが、お札・コイン・カードが全て収納できる優れもの。
実は、この本店の責任者で今回お相手してくださった堀さんもこの財布の愛用者で、最近は専らこれ一つだけ持って出かけることが多くなったそうです。
■ セミオーダーもできる
2021年に入ってからの新たな取り組みとしては、ARTOCU(アルトカ)というセミオーダーのサービスを始めたこと。
革製品の種類、パーツ、デザインを選べるだけでなく、この色をもうちょっと濃くして欲しいなどの要望もできる限り対応してくれるとのこと。
カタログから選んだデザインを元に出来上がったのが下の写真右上の財布と名刺入れです。
これはWEBからでもオーダーできるのですが、より具体的な要望や細かいニュアンスを伝えるには店舗の方が良いのは間違いありません。
■ 財布以外もある
また、財布だけでなくiPhoneカバーや、
Apple Watch用ベルトなど小物類も豊富です。
最後に取り上げるのはこちらのトートバッグ。
注目すべきはシンプルで美しいデザインだけではなく、機能性が高いこと。
ノートPC、財布、ペットボトルなどを入れる仕切りがあり、大容量で、それでいて軽いです。
価格は121,000円とそれなりですが個人的にも欲しい逸品です。
まとめ
年々知名度を上げ、取扱い店舗も増え続けているユハク。
数年前までは男性のお客さんが9割だったのが、今は女性が4割ぐらいまで増えたとのこと。プレゼント目的もありますが、女性ご自身で使う目的で財布やバッグを購入されるケースもあるとのことです。
横浜市内で革製品を扱うお店で、ここまでの品質をこれほどの種類で提供しているお店は無いと思います。
行く価値ありです。