徹底比較!ガンゾと万双の革財布はどっちが買い?

日本製のメンズ革財布の中でも、渋い革好きに愛される「GANZO(ガンゾ)」と「万双(まんそう)」。ふたつのブランドで迷っている方に向けて、7つの項目で徹底比較しました。

自分用の財布を買い替える時、彼や家族へのプレゼント探しの際にも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

ガンゾはどんなブランド?

GANZO(ガンゾ)は、老舗の革小物メーカー・AJIOKA(アジオカ)が1999年に立ち上げたレザーブランド。

シンプルで、素材の質を際立たせるプロダクト設計を追求。素材選びから製造、仕上げに至るまで、すべて日本の熟練職人の技が息づいています。上質な革と本物志向を求める男性を中心に、支持を集めているブランドです。

万双はどんなブランド?

万双(まんそう)は、1995年に東京・上野で誕生したレザーブランドです。

「世界最高峰の鞄・革小物を、常識的な価格で」という理念のもと、広告を打たず口コミで広まったことで知られています。日本の職人による実用性と耐久性を兼ねたものづくりを、良心的な価格で提案し続ける。品質とその実直な姿勢が、ファンから厚い信頼を集めています。

では、ここから両ブランドを比較していきます。

【比較1】素材の品質 (革の種類)

画像出典:万双

ガンゾではコードバン、ブライドルレザー、カーフといった王道レザーが人気。いずれも最高品質の素材が選び抜かれています。スモールクロコをはじめとした希少な素材も。落ち着いたデザインなので、レザーの個性がしっかりと際立ちます。

万双で特筆すべきは、人気のオリジナル革「双鞣和地(そうなめしわじ)」。日本有数のタンナーと職人たちの長年の試行錯誤によって生み出された国産レザーです。その他にも、高品質なブライドル、コードバン、クロコダイルを複数カラーで展開しています。

どちらのブランドのレザーも評価が高いですが、より多くのレザーから選びたいならガンゾを、特別な国産革や色合いにも注目したい人は万双がおすすめです。

【比較】素材の品質ガンゾ万双
ブライドルレザー
イギリス(トーマスウェア社、J&E セジュイック社)イギリス
コードバン水染めコードバン:日本
シェルコードバン:アメリカ(ホーウィン社)、
コードバンR.C.:ROCADO社(イタリア)
ほか
水染めコードバン:イギリス
シェルコードバン:アメリカ(ホーウィン社)

【比較2】価格帯

画像出典:万双

ガンゾの財布の価格帯は、3万円~30万円以上。シェルコードバンやクロコダイルなど高級レザーを除いて、長財布の中心価格帯は約3〜7万円です。

万双の財布は、2.5万円~13万円台です。コードバンの長財布が3万円台~、最も高級なクロコダイルのラウンド財布でも13万円。ほかでは真似できないこの良心的な価格設定は万双ならではです。

双方ともに長財布の価格帯は3万円~ですが、リーズナブルな価格帯は万双です。

【比較】価格帯ガンゾ万双
長財布30,000~320,000円25,000~130,000円
二つ折り財布40,000~250,000円17,000~50,000円

【比較3】デザイン性と使い勝手

画像出典:万双

ガンゾの長財布はシンプルですが、ユニセックスというよりは男性らしさがあるデザイン。大人の男性にぴったりの品のある強さが感じられます。財布の構造もシンプル。内側までほぼすべてレザーで仕立てられているため、長く使うことで経年変化をしっかりと楽しめます。

万双は、実用本位のミニマルデザインが特徴的。表には装飾やロゴのない、端正でクラシックな仕立てです。内側も使い勝手を考えた構造で丈夫。華やかさよりも機能性と耐久性を重視するスタイルは、「長く使える道具」としての財布を求める人に選ばれています。

どちらも大人の男性がシーンを問わず使えるデザイン。さりげないスタイルのある財布が好きならガンゾを、ブランドを主張しないシンプル派は万双をチェックしてみてください。

【比較】デザイン性ガンゾ万双
デザインシンプル、メンズライクシンプル、クラシック
色展開ベーシックベーシック

【比較4】ブランドの信頼性・知名度

画像出典:GANZO

ガンゾは、革の良さとおしゃれなブランドの世界観で、幅広い層の男性に支持されています。AJIOKAの楽天ショップでのガンゾの財布に対するレビューは「長年使える」「かっこいい」と高評価。ギフトとしても選ばれています。公式インスタのフォロワーは1.8万人。また、アイテムのエイジング後の画像を集めたアカウントも、1.6万人にフォローされています。

万双は、1995年にスタートして以来、広告を出さず、口コミを中心にその良さが広まっているブランドです。にもかかわらず、公式サイトには満点のレビューが多数。リピート購入、親へのギフトとして選ぶなど、知る人ぞ知るブランドとして徐々にファンを増やしていることが分かります。一方で公式インスタのフォロワーは1万人に満たず、まだまだ知名度は低いと言えます。

どちらも信頼性のあるブランドですが、知名度があるのはガンゾです。

【比較】ブランド信頼性ガンゾ万双
ブランド創業年1999年1995年
公式インスタグラムのフォロワー数
(2025/8時点)
1.8万人8097人

【比較5】耐久性・縫製の丁寧さ

画像出典:GANZO

ガンゾは、品質にこだわったレザーを最大限生かす、日本の職人技で細部まで妥協ないものづくりが光ります。構造強化と仕上げ工程に特にこだわり、長く愛用できるような耐久性を追求。それに加えて、細部の意匠や美しい仕上げでガンゾらしい総合的な「完成度の高さ」が魅力です。

万双も同様に、縫製やコバ仕上げなど、細部まで日本の職人技による丁寧なつくりに定評があります。装飾は極力つけず、必要な強度と機能を持たせた「長く使える実用品」であるための堅牢なものづくりは、万双ならでは。華やかさより道具として信頼できる財布を追求しています。

どちらのブランドの財布も、日本の職人によるクオリティの高さを感じられるはずです。

【比較】品質ガンゾ万双
製造国日本日本
スタイル熟練職人による丁寧な仕上げ熟練職人による丁寧な仕上げ

【比較6】アフターサービス

画像出典:万双

ガンゾでは、修理は有償で対応しています。ケア方法はサイトに記載があり、店舗でのケアサービスはなし。そのほか、公式サイトでの購入品に関しては、到着後7日間に限り返品できます。

万双は、東京の店舗に万双のアイテムを持参した人に、無料でケアサービスを行っています。また、革の状態に応じたアドバイスも受けられます。ケアの方法についてメールでの問い合わせも可能です。修理は有償で対応しています。

購入後のアフターサービスが手厚いのは、店舗ケアを受けられる万双です。

【比較】アフターサービスガンゾ万双
修理有料有料
問い合わせ方法メール電話、メール(問い合わせフォーム)

【比較7】店舗数

画像出典:GANZO

どちらのブランドも、オンラインショップだけでなく、全国に実店舗があります。

ガンゾは関東・関西に4店舗。そのほか、全国の百貨店でも取り扱いされています。
万双は、東京・上野の本店のみ。過去に神戸にも店舗がありましたが、現在は1店舗です。

実物を手に取りやすいのは全国で取り扱われているガンゾです。

【比較】店舗数ガンゾ万双
直営店4店舗1店舗
百貨店、セレクトショップ25店舗以上なし

まとめ

画像出典:GANZO

ガンゾと万双、いずれも高品質で長く使える、大人の男性向けのレザー財布が揃っていることが分かりました。大きな違いは価格帯やモデル数、販売店舗。重視したいポイントによって、お好みで選んでみてください。

ガンゾまとめ

ガンゾでは、上質なレザーを生かしたシンプルで飽きのこないデザインの財布が豊富です。さりげなくセンスの光るデザインは、飽きのこないスタイリッシュなメンズ革財布を探している方におすすめ!

百貨店などでの取り扱いもあり、実物をじっくり見て選べるのも魅力。ギフトとしても満足度の高い評価が集まり、トレンドや好み、シーンに左右されない王道のラインナップが揃います。

万双まとめ

万双では、ミニマルで長く使える高品質な財布が、良心的な価格で手に入ります。コスパの良いシンプルなメンズ革財布を探している人におすすめ!

モデル数は多くありませんが、どれを選んでも間違いのないラインナップ。日本の職人による丁寧な縫製で、長くひとつの財布を楽しめるはず。まさに知る人ぞ知る、本物志向にぴったりのブランドです。

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