【評価:86点】マットーネ・オーバーザウォレット

【タイプ】ラウンドファスナータイプ

【外装】マットーネ

【内装】ヌメ革

【価格】41,000円(税込)

目次

評価内容

【スコア】総合:84点 86点

※小銭入れの使いやすさに変更があります。

①機能性:85点

財布としての素材・機能・サイズは、人気のマットーネラージウォレットと全く同一で、中身が入っていてもスムーズに動くファスナーは、気持ちの良い使い勝手です。

②質感:90点

卵白で磨かれた外装のマットーネレザーは、オーバーザウォレットの編み込み模様によって、光が当たると格子状に反射して美しい輝きをみせてくれます。

また一つ一つの編み込みはどこを見ても緩みがなく、丁寧に仕上げられているのがわかります。

③コンパクト性:85点

厚みはカタログ値で25mm。実測でもほぼカタログ通りです。ココマイスターウォレットの中では、丁度中間程度に当たる厚みですが、程よくスマートな印象です。

ラウンドファスナータイプですので、中身が入っている状態でも膨らみは少なく、すっきりとしたフォルムを保ちます。

④収納力:90点

下の写真は「お札20枚+小銭25枚+カード10枚(カードポケットに8枚+マルチポケットに2枚)、レシートに見立てたA4用紙を折りたたんだもの1枚を入れた状態です。

ファスナーの開閉はこれだけ入れても全くストレスなく、スムーズです。

これくらいの内容量であれば、革がしっかりしているので、ファスナーを閉じた時のフォルムも崩れず、余裕をもって収納している感じですね。(下の写真は、左:上の中身を詰めた状態、右:空の状態)

⑤小銭入れの使いやすさ:70点 90点

小銭入れについては残念ながらマチがついていないので、これくらい(25枚)入れてしまうと選別に苦労します。

ただ小銭入れ部分のヌメ革は片側がそれぞれ表裏2枚を貼り合わせるようになっていて、かなりしっかりしているのは良い感じです。

【訂正】発売当初はマチが無かったのですが、その後仕様が変わってマチがつくようになりました。

⑥お札入れの使いやすさ:85点

お札入れは左右小銭いれを挟んで、左右に分かれています。マチの部分が2段階の蛇腹になっていますので、一万円札は奥側に収納します。使い勝手としてはごく一般的でしょう。

⑦カード入れの使いやすさ:85点

カードポケット8+フリーポケット2(カードポケットの更に奥)の構成です。

健康保険証や免許証、その他使用頻度が少なく大切なものはフリーポケットへ。

レシート類や、よく使うカード類は、お札入れ部分をカードポケット兼用にします。ちなみにお札入れ部分は、カードを縦にしてもファスナーがひっかかることなく締まります。

⑧管理人のお気に入り度:85点

同じマットーネ革を使用したオーバーザウォレットとラージウォレットを比べると、デザイン的にはこちらのオーバーザウォレットの方が好みです。ただ、収納力が豊富で、小銭入れにマチもついた「マットーネマックスラージ」が3万円台半ばで発売されましたので、価格面からみると、相対的なお気に入り度が下がってしまいます。

写真奥側左:マットーネラージウォレット、奥側右:マットーネマックスラージウォレット、手前真中:マットーネオーバーザウォレット

【総評】

マットーネレザーは、ココマイスターのラインナップの中でも、ブライドルレザーと人気を二分する皮革ですが、白い粉のようなものが表面に浮き出るブライドルレザーに比べると、マットーネの方がわかりやすい革らしい革、と言えるかもしれません。

このマットーネ・オーバーザウォレットは、シンプルデザインのマットーネ・ラージウォレットに、上質なカジュアル感をプラスした、オンオフどちらにも似合う間口の広さが魅力です。

【価格】41,000円(税込)

【追記】ポンテマットーネシリーズが登場

マットーネオーバーザウォレットは外装がマットーネ、内装がヌメ革という組み合わせの長財布です。

今回新たに登場したポンテマットーネというシリーズは、外装にマットーネを使用して編み込んでいる点は同じですが、内装にはベルギー産のアマンデルレザーが使われています。

編み込みだけでも十分な高級感がありましたが、このシックなレザーだと落ち着きがあり、更に高級感を増してくれます。

それぞれ好みがあるのでどちらが良いとは一概には言えませんが、気になる方は合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

【価格】47,500円(税込)

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