【評価:90点】ポーターの解説と財布徹底レビュー

今回はカジュアルなブランドとして若者に人気のあるポーターについて詳しく解説し、財布のレビューもしてみたいと思います。

品質が良くて価格も手頃なので若い人の第一候補と言って良いブランドです。

目次

吉田カバンとポーター

1935年の創業の吉田カバン(YOSHIDA & CO., LTD.)は、日本を代表する鞄メーカーのひとつです。

メインブランドのポーターの他、「TANKER」、「LUGGAGE LABEL」等を展開し、過去には藤原ヒロシがデザインをプロデュースしたブランド「HEAD PORTER」も大きな支持を集めました。

さらに、人気アパレルブランドやスターバックスなど大手企業とのコラボも積極的に行っています。

ポーターの特徴は、機能性が高く、シンプルで飽きの来ないデザインであること。ナイロン、キャンバス生地、レザーなど高品質な素材を使用し、修理しながら何十年も使い続けられるよう耐久性を重視して設計されています。

また、ほとんどの製品が国内製造。「一針入魂」という社是のもと、職人が一針一針心を込めて縫製しています。

多くのこだわりを持ちつつも、価格とのバランスが良く手に取りやすいことも人気の理由のひとつ。身近な存在でありながら、決して色褪せることない評価の高いブランドだと言えます。

ポーターの財布徹底レビュー

ここからはポーターの中でも人気の高い『カレントロングウォレット』をレビューします。

■ 素材

カレントは、表面にエンボス加工が施された牛革を使用したシリーズです。

素材は牛ステア。生後二年を経過した食用のために育てられた雄牛の革を指します。生後半年以内に去勢されていることで、闘争心が薄れ穏やかになるため革質は柔らかく厚みも均等。革製品に適しているといいます。

なめしは、クロムなめしと植物性タンニンなめしのコンビネーション。クロムなめしの柔らかさや色合いの良さに、タンニンなめしの風合いやコシ感が加わり、両方のいいところが合わさっています。

手触りは硬めでパリッとしていますが、革自体には弾力があり、しなやかで扱いやすい印象です。

外装は、穏やかな凪のような横方向の流線模様が型押しされています。革押しの革はキズがついても分かりにくいため、使用感が出にくいのもメリットです。

内装はポリエステルジャガードが使われ、ランダムに並んだPORTERのロゴが良いアクセントになっています。

■ サイズ

公式スペックは縦10cm、横19.5cm。マチの記載はなく、実寸で2cmほどでした。

L字型ファスナー長財布は縦幅が短いことが多いですが、こちらは三面ファスナーのラウンドファスナー長財布とほぼ同等のサイズです。

■ コインスペース

コインスペースは中央にあります。上部にファスナーのついたマチなしタイプで、いたってオーソドックスな作りです。幅も深さも十分に確保され、大容量収納が可能です。

■ カードスロット

カードスロットは左右の背面に6か所と8か所、計14か所。カード保有枚数が多めでもカバーできる容量です。

横幅は約9cmとタイトですが、裏地の滑りが良くカードの出し入れは非常にスムーズ。カードがピタっと収まる感覚が心地良く、サイズ感と素材の相性を考えて緻密に作られていることが分かります。

さらに、コインスペースの片面には約10cm幅のポケットがあります。

カードを1枚入れるには余白の多いスペースですが、カード保有枚数が多い方にはカードを複数枚重ね入れしたり、良く利用する店舗のクーポン券を入れておいたりするのに便利です。

■ 札スペース

札スペースは、カードスロット横の左右に配置されています。

そして、コインスペースの片面にマチ付きのスペースが設けられており、その部分も札スペースとして使用できます。よって、札スペースは全部で3箇所あり、千円、5千円、1万円を種類ごとに仕分けられるという贅沢な仕様です。

細かく仕分ける必要がない場合は、スリムタイプのスマホを入れることもできます。

マチが増えると財布の開閉角度が上がり、視認性が格段に上がります。生地が薄めで柔らかく、幅感にも余裕をもたせているためか、マチが札に当たりにくく操作しやすいのは好感触です。

■ フリーポケット

フリーポケットはカードスロットの背面に1箇所あります。領収書やちょっとしたメモを忍ばせておくのに良いでしょう。

■ 縫製

縫製は概ね丁寧ですが、内装側はつっている部分もあります。縫い目は多少のゆがみもありますが、手作り感があって愛着が湧きます。

■ コバ

コバの種類は特定できませんでしたが、革の端がむき出しになっている部分のコバは非常に薄く処理されています。

また、マチの一部には革を内側に折り返し縫いあわせたヘリ返しを採用しており、丁寧で仕上がりもきれいです。

■ ファスナー・持ち手

メインファスナーはYKK。号数は記載がありませんが大きくスムーズに滑ります。ツマミは外装と同じ型押し素材を用い、長さ3cmほどの末広がりのような形状で持ちやすくなっています。

コインスペースに使用されているファスナーはオリジナルのPORTERロゴつき。おそらくYKKのものでしょう。ツマミは1.8cmほどしかなく小さいのがやや気になります。

総評

PORTERは日本で広く親しまれているブランドですが、その知名度にふさわしいクオリティを備えています。必要なスペックに+αの収納力を持ち、かつ操作性もしっかり考慮されているところにはブランドの細やかな配慮を感じます。

物価上昇で価格は上がっているのは否めませんが、それでも気軽に試せる範囲でありコストパフォーマンスの高さは健在です。

なかなか良い財布に巡り会えないという方には、迷わずPORTERをおすすめします。

設立年1962年
主な価格帯10,000円~30,000円
年齢層20代~30代
製造地日本
品質高い
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