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博庵の解説と長財布徹底レビュー

今回は薄い長財布を作るブランドとしてFARO(ファーロ)と共に有名な博庵について詳しく解説し、財布のレビューもしてみたいと思います。

革包司・博庵の解説

 

「革包司」という耳慣れない言葉は、「革で包む」+「財布製作を司る」という意味を込めた造語だそうですが、「博庵」というブランド名とともに、日本的情緒へのこだわりが感じられる気がします。設立は2000年とのことですので、ちょうど東京オリンピックとともに20周年を迎えるわけですが、ブランドの端緒を辿ると、博庵創設者の祖父の時代、1906年まで遡る歴史を持ち、伝統の日本料理のように、手間暇を惜しまずに、革本来の美しさを引き出すことを信条としています。

 

 

また「モノの本質」を追求する姿勢は、そのまま製品に反映されており、シンプルなシルエットの中に様々なこだわりが見られる財布と言えそうです。特に下でご紹介する薄型財布などは、一切の無駄が省かれており、スタイリッシュな一本を探しているビジネスマンなどにはおすすめです。

博庵の長財布徹底レビュー

 

革小物を繊細な日本料理に例え、モノの本質・本当の価値を追い求めるという「革包司 博庵」ですが、数あるラインアップの中でも、最もシンプルな財布であるといえる「アルピナ・ファスナー付束入」は、そのブランドコンセプトを最も端的に表現していると言えそうな気がします。

■広げると一片の革そのもの〜これ以上ない「薄さ」

この財布の最大の特徴は「薄さ」にあります。革財布の中でも、ビジネスユースを前提にしたものは、スーツポケットに収めるために「薄さ」を喧伝するものが多く見られますが、このアルピナ・ファスナー付束入は、一頭地を抜いていると言えそうです。

 

 

財布を折りたたんだ状態で、ファスナー部分の盛り上がったところ(最も厚みのあるところ)の実測値が厚さ12mm。

 

それでいて、内蔵の小銭入れにはマチまでついています。ファスナーを閉めた状態ですと、革の厚みに加えて、このマチと、ファスナー金具の厚みが加わるわけですが、これで12mmというのはちょっと驚異的でしょう。

 

 

よく見ると、ファスナーの金具も、特別にフラットなものがチョイスされており、薄さ実現への徹底したこだわりが伝わってきます。

 

ファスナーなどが無い部分は、それこそ革の厚みだけになりますので、なんと7mm。ちなみにこれは、折り返し部分で計測しても同じですので、数値からもいかに薄造りかがわかります。

 

 

財布を開いてみると、ほぼ正方形の、まるで一片の革のようです。裏返して、内装部分を下にして置くと、最早財布というよりも、まるで薄手のマウスパッドのようです。

 

 

薄い=軽いでもあるわけで、スーツフォルムを崩したくないビジネスマンに取って、この財布は他にない魅力を放っています。

■傷の目立たない外装

外装に使用されているのは、イタリアのタンナー、オーバーロード社のオリジナルレザー(牛革)。博庵の定番レザーとなるそうです。

 

 

特別な高級感は正直言って感じられませんが、表面に細かい凹凸があり、手に馴染むと同時に、傷なども目立たない為、あまり神経質にならずに扱えそうです。

■カードポケット6枚分+お札入れ兼用大型ポケット2つの構成

カードポケットは6枚分。最低限の枚数ですが、薄さと引き換えですので、ここは仕方のないところでしょう。どうしても足りない場合は、両サイドに大型ポケットがありますので、厚みを気にしなければそちらに、ある意味何枚でも収納可能です。

 

 

この大型ポケットは、札入兼用となっています。一般的な長財布の場合、札入れ部分にマチがついていないことはほとんどありませんが、この財布はそのマチもカット。それでは、収納枚数が少ないのではと思いましたが、実際には「束入れ」の名称通り、おそらく50枚程度であれば収納できてしまいます。

 

 

またマチがないために、お札の端が当たらず、新札でも綺麗なまま収納・保管できるのは、かえってメリットと言えそうです。

■マチ付きの小銭入れ

逆にマチがあって嬉しいのが小銭入れ。サイズに余裕のある長財布でも、案外小銭入れにはマチがなくて使いにくいものも見かけますが、この財布には約1cmと短いながらも、マチがついています。
マチを開くと、ジャガード織(ポリエステル素材)の模様が目に入るのも、少しおしゃれです。

 

 

価格は32,000円(2019年4月現在)。カラーは、ブラック・チョコ・ネイビーに加えて、明るいオレンジも選べます。
すでに普段長財布を愛用している人でも、TPOで使い分けてみたい一本です。

 

 

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