【長財布マニア】国産革財布

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アヤメアンティーコの解説と長財布徹底レビュー

今回はイタリアンレザーを中心に商品展開をしているアヤメアンティーコについて詳しく解説し、財布のレビューもしてみたいと思います。

アヤメアンティーコの解説

 

アヤメアンティーコの製品は、ミネルバボックスなどイタリアの厳選された革を使用し、主に日本の熟練職人が縫製・仕上げを行っています。またイタリアに手縫い専門工房があり、一部の製品はイタリアの伝統手法で現地で仕上げられているものもあります。

 

製品カテゴリとしては、革財布(長財布・ラウンド財布・二つ折り財布)を中心に、小銭入れ・名刺入れ・キーケース・ペンケース・ベルトなどの革小物をラインアップしていて、それらが、シンプルデザインの「クラシックライン」、ヨーロッパの素朴な風合いをイメージした「ナチュラルライン」、オイルドレザーの表面をアッシュガード(乾燥)させた「アルトアッシュガード」などに分類されています。

 

 

全体的にこじんまりとしたラインアップですが、その分、むしろ一つ一つの製品には他ブランドに負けないこだわりが見られます。例えば、内装にも外装と同じ革を用いる無双仕立てや、一般的に外装用に多く用いられる柔らかく上質な起毛皮革ヌバックを採用するなど、外装と同等以上の細やかな心配りを内装に向けていることがわかります。

 

更に製品の出来栄えを大きく左右するコバの磨き込みや、ともすると単なる部品として扱われがちな金具類まで全てを一貫して手がけ、特に金具に至っては強度や耐用年数に気を配りながら、その削りだしから磨き込みまで行っています。日本製の金具を用いたり、パーツデザインを重視するブランドは多くありますが、ここまでのこだわりを見せるブランドはあまりないかもしれません。公式サイトで、「革」の説明と同等もしくはそれ以上にスペースを割いていることからも、その「金具愛」の深さが伺えます。

 

 

アヤメアンティーコは、すべての工程にこだわり抜いた、職人工房と言えそうです。

アヤメアンティーコの長財布・徹底レビュー

■ イントルノ ポルタフォーリオ(マッローネ)

 

 

外装に落ち着いたシボ模様を持ち、エイジングも楽しめるイタリア産の高級皮革ミネルバボックス。内装には柔らかい触感の起毛革のヌバックを用いたラウンドファスナータイプの長財布です。高級素材を用いながら、オーソドックスな飽きのこないデザインと、日本の職人の手によるしっかりした縫製で、「間違いのない」一本と言えそうです。では、その中身を順に見てみましょう。

 

ミネルバボックスは、イタリア伝統のパケッタ製法で生み出される皮革で、植物タンニン100%でなめした革に、たっぷりのオイルが含まれています。

 

 

表面のシボ模様と相まって、しっとりとした質感です。どちらかというとマットな風合いは、控えめですが、年数が経つに連れてエイジングによる変化が楽しみな革でもあります。

 

財布全体が柔らかく、力を加えると写真のようにしなります。

 

 

傷も目立ちにくく、少々ラフに扱っても問題のない安心感は、ビジネスユースはもちろんのこと、カジュアル、旅行と、あらゆるシチュエーションで活躍してくれそうです。

 

AYAME ANTICOのロゴが刻印されたゴールドのファスナータグ。金具へのこだわりを謳うAYAME ANTICOですが、個人的にあまり高級感は感じません。ただ、開閉もスムーズで、持ちやすく、デザイン性と実用性を兼ね備えています。

 

 

内装は、少し明るめのベージュのヌバック。ヌバックというのは表面を擦る起毛加工が施された革で、見た目に美しく高級感があります。

 

 

ヌバックの裏側、主に見えない部分にはナイロン製の生地(ナイロングログラン)が用いられているのですが、これによって柔らかいヌバックが裏打ちされて張りが生まれ、むしろ使いやすさの向上に寄与しているように思います。

 

カードポケットは8枚分。革がかなりしなやかな為、出し入れがしやすく、使い勝手はかなり良いほうだと思います。常用するのにカード8枚では足りない場合には、左右奥側がそれぞ大型ポケットとなっていますので、こちらにレシートなどだけでなく、収まりきらなかったカードも収納してしまえますので、実用上大きな問題はないでしょう。

 

 

とにかく外装も内装も柔らかいために、一番奥側の大型ポケットも大きく広げることが可能で、このウォレットの最も大きな特徴と言えるかもしれません。

 

お札入れは、小銭入れを挟んで左右に二箇所。特に変わったことはありませんが、マチが薄く柔らかいので、これも使いやすい部類だと思います。また新札など、綺麗なまま収納したい場合には、先程の大型ポケットがお札をすっぽり包む大きさなので、またまた活躍します。

 

 

最後に小銭入れ部分を見てみましょう。この小銭入れもかなり使いやすく、完成度が高いと思います。ラウンドファスナーウォレットの小銭入れとしては、ごく一般的なレイアウトではあるのですが、@小銭入れ用のマチが片側に用意されていて開きやすい、A革が柔らかいので間口が大きく開く、B内側が白系統で明るいため中身が確認しやすい(このウォレットではナイロン生地張りですが革張りよりむしろ良いと思います)、と三拍子揃っているのです。

 

 

高級長財布でも、意外と小銭入れの使い勝手が悪いために、日常ユースには向かないものが多い中、このウォレットは全てにおいて実用的な造りになっているように思います。

 

 

価格は2018年10月現在32,000円(税込)と、品質を考えるとかなり求めやすい設定に感じられます。オーソドックスで飽きのこないデザイン、しっかりした縫製、内装の美しさ、実用性。公式サイトを見ると、無料でギフトラッピングもしてくれるようです。総合的に見て、まさにプレゼント用途にぴったりの一本と言えるかもしれません。

 

 

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ココマイスター・マルティーニクラブウォレットと比較

最後に本品、AYAME ANTICO・イントルノポルタフォーリオの有力な対抗馬として、ココマイスターの「マルティーニ・クラブウォレット」をご紹介しておきたいと思います。と言うのも、この2つのウォレットは、見た目・質感・機能のどれをとってもかなり似ているのです。

 


(手前がAYAME、奥側がココマイスター)

 

それもそのはず、この2つはどちらも同じイタリアの伝統的パケッタ製法によって生み出される革を外装に用いており、風合いやシボ模様も非常に似ています。そしてラウンドファスナータイプのウォレットに金色のファスナー、カードポケット8枚分と片側マチ付きの小銭入れを持ち、縫製は日本の熟練職人が受け持つというコンセプトまで同じなのです。

 


(手前がAYAME、奥側がココマイスター)

 

最大の違いは内装の素材で、起毛のヌバックとナイロン生地を組み合わせたAYAME ANTICOに対して、ココマイスターは内装にも外装と同じ革を適用しています。その分、ココマイスター製品は38000円(税込)と若干高めの価格設定となっています。

 


(右がAYAME、左がココマイスター)

 

管理人的には、見た目のゴージャスさから言うとヌバックを使ったAYAMEかなと思いますが、長く使用する耐久性を考えるとココマイスターに分がありそうです。どちらを選んでもかなりのお勧めには違いありません。ちなみにココマイスターは6色のカラーバリエーションが揃っていることも魅力の一つと言えるでしょう。

 

 

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