ココマイスター【パティーナ】おすすめの財布3選

ここではパティーナの財布を紹介しつつ、パティーナがどんな革なのか解説もしてみたいと思います。

目次

おすすめの財布3選

1パティーナ・ラウンドファスナー

この財布の特徴

ヌメ革を基調とした柔らかくて優しいイメージのパティーナラウンドファスナー長財布です。見る人に落ち着いた印象を与える、温かみのある長財布です。

価格26,000円
評価評価4
備考内部はヌメ革・レザーは欧州産・日本製

2パティーナ長財布

この財布の特徴

ヌメ革そのままの色艶が親しみを感じるシンプルな長財布。このタイプは半年・一年と使っていくうちに独特の色合いを出してくれます。エイジングが楽しみな一品です。

価格24,000円
評価評価3.5
備考内部はヌメ革・レザーは欧州産・日本製

パティーナの小銭入れ

1パティーナBOX小銭入れ

この財布の特徴

こちらはマットーネ小銭入れと同じタイプで、シンプルなパティーナ皮革を使用しています。あまり高くなく、だけどけど国産の物が良い!という方におすすめです。

価格10,000円
評価評価4
備考内部はヌメ革・レザーは欧州産・日本製

パティーナとは?

特殊な加工を施さず、植物タンニ100%で鞣したヌメ革をそのまま全面に用いたパティーナシリーズは、染料による染色、原皮の素材感、タンニン鞣しによる堅牢さや経年変化など、もっともシンプルな革財布と言えるかもしれません。

使っていくことで自然についてしまう傷や染みも含めて、オーナーによって様々な変化を見せるヌメ革をまるごと楽しんでもらおうというのがパティーナシリーズのコンセプトと言えるでしょう。

■ イタリアの老舗タンナー・ワルビエ社

パティーナシリーズに採用されている革は、イタリアトスカーナ地方の老舗タンナー、ワルビエ社の「ブッテーロ」と呼ばれる高級ヌメ革です。ブッテーロとは同地方の牛飼いを表す言葉で、牛のショルダー(肩)の部分から採れる皮を用い、植物100%タンニンでなめしが行われます。

染めも天然染料で行われ、牛が生存していた際の傷やシワ、血筋なども残る自然な風合いは、素朴でやすらぎを感じます。近代の主流となっているクロム鞣しによる革は、焼却による処分を行うと有害物質を発生するなどの問題が起こりま得ますが、化学薬品を一切使用しない植物タンニンなめしでは、皮革製品としての役目を終えれば、また自然に土へと戻る、自然にやさしい素材でもあります。

濃度の異なるいくつも槽に漬け替えながらじっくりと植物タンニン、いわゆる「しぶ(渋)」を浸透させていくタンニンなめしでは、繊維密度が高くなり、重厚で丈夫な革が得られます。一方で、クロム鞣しに比べると表面にムラが見られたり、色が経年変化を起こしたりしますが、長財布の素材として見るとそれが個性となり、革を育てる楽しみとなります。

(下の画像は左が新品で右が2年後の経年変化のイメージ)

ちなみにワルビエ社の生むヌメ革は、染めの発色にも定評があり、パティーナシリーズの各色も、それぞれ美しく染め上がっています。

■ ヌメ革を両面に採用したパティーナシリーズ

ココマイスターの多くの財布でヌメ革が内装に使用されています。これは素朴な革そのものの味わいが内装素材として適していることや、外装とのコントラストを生むと同時に、表面加工などを行わない剥き出しの素材であるヌメ革は、傷や染みを作りやすいという性格があるためでしょう。

しかし、パティーナシリーズでは、そのヌメ革をあえて内装・外装の両面に使用しています。ヌメ革は丈夫な革ですが、太陽の光に当たると変色していきます。また、日常的な使用で手の油分などが付着することでも変化します。それらをすべて含めて、素朴な革の風合い、自然な変化を楽しんでもらおうというのが、パティーナシリーズだと思います。

(写真はパティーナ長財布・チョコ)

実際にパティーナシリーズのウォレットを見てみると、どれも凝った装飾などはなく、プレーンであることが最大の特徴とも言えるデザインになっています。

■ 水気には注意が必要

表面加工を一切施していないヌメ革は、水分に当たるとシミ等ができやすくなっています。ある程度使い込んでくると、表面に手の油などもつき、乾燥してきた場合に時折り専用クリームを塗布するなどのメンテナンスでOKですが、特に使い始めにおいては注意が必要でしょう。購入当初の均一な表面に染みを作ってしまうと美しさも台無しです。

これを防ぐには、使用前に保湿・艶出し効果のあるシュプリームクリームなどを均一に塗布して保護膜を作った上に、軽く防水スプレー処理をしておくことをお薦めします。

写真は、コロニル・シュプリームクリームと、コロニル・ウォーターストップスプレー。

神経質にメンテナンスを行う必要は全くありませんが、せっかくの素晴らしい財布ですので、購入したら少しだけ手をかけてあげるのが吉です。特にココマイスターの財布は縫製を一点一点日本国内の職人さんが手作業で担当しているため、かなりしっかりとした造りです。適度なメンテナンスで、飴色へと変化するエイジングを楽しみながら、何十年でも使えるパートナーになってくれるでしょう。

■ 誰にでもお薦めの「革」財布

イタリアの老舗タンナーの手によるヌメ革、プレーンな色合いとデザインのパティーナシリーズは、フォーマルからカジュアルまで、使う場所や人を選ばず、あらゆるシーンにマッチしそうです。ヌメ革は時に「革の中の革」とも呼ばれます。長財布で2万円台前半の手頃な価格でもあり、誰にでもおすすめできる財布です。

パティーナで特に人気の財布

1パティーナ・ラウンドファスナー

この財布の特徴

ヌメ革を基調とした柔らかくて優しいイメージのパティーナラウンドファスナー長財布です。見る人に落ち着いた印象を与える、温かみのある長財布です。

価格26,000円
評価評価4
備考内部はヌメ革・レザーは欧州産・日本製
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