ココマイスター【クリスペルカーフ】おすすめの財布2選

ここではクリスペルカーフの財布を紹介しつつ、クリスペルカーフがどんな革なのか解説もしてみたいと思います。

目次

おすすめの財布2選

※ このシリーズは販売終了となりました。

1 クリスペルカーフ・カシウスウォレット

この財布の特徴

欧州最高級のクリスペルカーフを表裏に贅沢に使用した、ラウンドファスナータイプの長財布。価格はかなり高いですが、高級感を演出するには最低な長財布。ビジネスでもカジュアルでもOKです。

価格63,000円
評価評価4.5
備考外側内側ともに欧州産ボックスカーフ・日本製

2 クリスペルカーフ・ロシュウォレット

この財布の特徴

クリスペルカーフを用した、折り畳みタイプで薄さにこだわった長財布。その光沢と適度なシボ感が大人の魅力を引き立てます。こちらはビジネスシーンにおすすめです。

価格54,000円
評価評価4
備考外側内側ともに欧州産ボックスカーフ・日本製

クリスペルカーフとは?

水シボと呼ばれる、革の表面に流れるような模様を持つクリスペルカーフ。財布に光が当たると、シボ模様に沿って財布の表面全体に拡散しながら反射し、エレガントな雰囲気を醸し出します。

■ 漆黒の黒と美しい水シボ

クリスペルカーフの最大の特徴と言えるのが、濡れたような深い色合いです。現在ココマイスター・クリスペルカーフシリーズには、ロイヤルブラック・ダークブラウン・グランツネイビー・シャルトープという4色がラインナップされていて、最初の3つがダーク系統の色ですが、特に写真の「ロイヤルブラック」の黒などは、他には無い深みを持った「黒」になっています。


ココマイスターで黒の革財布というと、コードバンの艶やかな黒、ジョージブライドルのロウが浮き出た黒、マルティーニやナポレオンカーフのマット調の黒、マットーネの落ち着いた輝きの黒など、同じ黒でも様々な種類があります。

そしてその多くが、公式サイトでは「漆黒の黒」と表現されていますが、「漆黒」というのは本来「うるしを塗ったような光沢を持つ黒」ですので、クリスペルカーフの黒が最もこの表現に当てはまるのではないかと思います。

クリスペルカーフの表面には「水シボ」と言われる、水が一方向に流れた跡のような模様がつけられています。一般的な「シボ」は、不規則に並ぶ凹凸網様で、革表面に付く傷などを防いだり目立たなくしてくれるなどの効果がありますが、この水シボはそれに加えて光の反射を美しく整えてくれます。こちらがそのシボ模様の拡大写真です。

このシボによって、クリスタルカーフの表面には独特な艶感が生まれています。

■ クロム鞣し

この独特の黒を生むベースとなっているのが、クロム鞣しと言われる、革の作られ方にあります。クロム鞣しそのものは、現代では鞣し方法として主流になっている手法ですが、このクリスペルカーフシリーズは、ドイツの老舗タンナー、ペリンガー社の高級ボックスカーフを使用しています。

1864年、ジョセフ・ペリンガーによってドイツ・バイエルン州に設立されたペリンガー社(Perlinger)は、ドイツでクロム鞣しの手法を最初に確立し、1890年代には新工場移設による規模拡大、世界博覧会での金賞受賞など、確固たる地位を築きます。

150年を超える歴史の中で作り上げられて来た、ペリンガー社のカーフレザーは、同社自らが謳うように「気品に溢れ(エレガント)」、「自然な触感を持ち(ナチュラルタッチ)」、「耐久性に富む」、高級皮革です。

またペリンガー社は、革を製造するに当って、人目に触れる外観だけでなく、見えない部分にこそ力を入れています。これは現在の消費社会に対する同社のアンチテーゼとして、通常の鞣しよりも何倍もの時間とコスト(同社公式サイトによると、通常24~48時間で処理する鞣し工程に150時間を費やしているとのこと)をかけながら、使い込んで初めて違いのわかる、まさに革としての「品質」を追求しています。

■ 薄く軽量

クロム鞣しによって作られる革は、傷がつきにくく、銀面が均一で、タンニンを皮の奥深くまで浸透させていくタンニン鞣しに比べて軽量という特性を持ちます。また、ラウンドファスナータイプ(クリスペルカーフ・カシウスウォレット)、身開きタイプ(クリスペルカーフ・ロシュウォレット)の両方において、厚み2cmの薄さを実現しています。

例えばフォーマルスーツで、ポケットが財布で膨らんでいたり、重みで型崩れしているのはみっともないもの。

クリスペルカーフシリーズのように上品なウォレットは、特にフォーマルなシーンで活躍しそうですが、この軽さと薄さはベストマッチと言えると思います。

■ クリスペルカーフのお手入れ

クリスペルカーフは、当初から油分を多く含んでいますので、普通に使用してあげるだけで、手の油分が自然に補われてメンテナンスになります。もし、それでもかさついてきた場合は、コロニルシュプリームクリームなどの革用保湿クリームを薄く塗ってあげるようにします。

お手入れ方法の詳細は【革財布メンテナンス講座】で詳しく解説しています。

クリスペルカーフシリーズは、その薄さにもかかわらず、小銭入れにマチを設けるなど、財布としての使いやすさにも十分な配慮がされた優れたウォレットです。フォーマルや、ビジネスシーンで使うスマートなウォレットとしてお薦めします。

クリスペルカーフで特におすすめの財布

1 クリスペルカーフ・カシウスウォレット

この財布の特徴

欧州最高級のクリスペルカーフを表裏に贅沢に使用した、ラウンドファスナータイプの長財布。価格はかなり高いですが、高級感を演出するには最低な長財布。ビジネスでもカジュアルでもOKです。

価格63,000円
評価評価4.5
備考外側内側ともに欧州産ボックスカーフ・日本製
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